町内会でどんと焼きがありました。
(どんと焼きをご存じない方は、左義長 - Wikipediaに解説があります)。
私の住んでいる地域でも毎年1月に隣の町内会と合同のイベントとしてずっと続いています。
どんと焼き自体は皆で火を囲んで団子を焼いてとても良い伝統なのですが、ただ準備が大変で地域の高齢化が進み中、その年の自治会役員で準備することはなかなか大変です。
今回も準備の打ち合わせの際に、何人準備に出てくるのかわからないし、高齢者ばかりで大変だし、やる気あるかないかわからない感じなので、私は思わずいっそどんと焼き止めたらと発言してしまいました。
その時は皆が辞めたいと思っていると感じたので、発作的に発言してしまいまいした。(私の悪い癖で議論が膠着すると発作的に過激な意見を発言することがあります。)
準備当日にはたくさん準備に参加してくれて、無事に終わることができました。
断捨離やシンプルライフが流行ですが、伝統的なものや地域のつながりをどこまで断捨離していいか。。。今回考えてしまいました。
アドラー先生が「人生の3つの課題」、共同生活・仕事・愛の共同体感覚が欠かせないと言っています。共同生活の充実とはまさに地域との関係に当てはまります。
しかし自治会活動も結構大変。住民がどんどん高齢化しているので、イベントも幾つか辞めないといけないのですが、止めることに対する反対意見もからず出るのでそう簡単に止めてません。
今回、止めてしまえと発言したことは、言わなければと悔いています。
どんと焼きは住民の皆が結構楽しみにしていて、伝統あってそれなりに意味のある行事でした。
しかし全ての行事を存続することは、自治会役員の負担が重すぎるがゆえに、このままでは自治会役員をやりたくがない(高齢でできない)人が増えて、自治会活動自体が立ち行かなくなります。
何事も始める事は簡単(ポジティブと感じるから)なのですが、止める事は困難なのです(ネガティブに感じるから)。
高齢化社会、全ては残せないしできないのです。
価値があるものに絞らないと。
少し前にブログで本の帯についても同様の事を書いたのですが、ポジティブだからとかネガティブだからの理由で判断するのでなく、価値があるのかと考えて判断すべきなのです。
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