エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

コミュニケーションのテーマでまとめてみました

これまで書いた記事(個人ブログを記事と言うのは気がひけるなあ)の中から、もう一度読んで頂きたい記事を選んで見ました。

初めはコミュニケーションについて。

10年前はコミュニケーション能力が、採用面接で重要視されてしました。最近は少し変化して来ていると思いますが、それでも生きていく上ではコミュニケーションは大切な事は変わりありません。

伝え方、答え方、リアルの効果、上司、情熱について選びました。

 

#5  コミュニケーション 伝え方はプレゼンと同じ

 

#4 答え方

 

 #3 有能は伝染する

 

 #2 上司が気をつける事

 

 #1 情熱さえあればコミュニケーションはどうでもいい 

 

 頑張って行きましょう。

 

 

 

 

 

ブログの寿命がそろそろ来てしまった気がする

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2年と3ヶ月前に発作的に始めたこのブログ。おかげさまで300を超えるアップをする事が出来ました。

若手エンジニアがセンスとスピード感を持って楽しく仕事が出来ることを願って、僕が実際に体験した事、いつも考えていることを紹介して来ました。

だんだん内容が本来のテーマとずれて来たので、このテーマでのブログは一旦終了にしようと考えています。

新たなテーマを探して、ブログは立ち上げ直したいと思います。

 

これまで読んでくれた方々には大変感謝しております。

次回、まとめを書いてこのブログはお休みとする事にします。

 

ありがとうございました。

 

20年後に見られて恥ずかいことをしていないか

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他社や自社が昔に建設したプラントや装置を見ると、理解不能な事をやっているものを見つけることがある。

 

誰がこんなことにしたのか、どうしてこんなになっているのか、、、どう考えても馬鹿げた設計で理解できないものがある。

 

コスト下げるため、未経験者を放置した結果、よくわかってない人から強要された結果、客のコメントの真意の勘違いの結果等々あるのであろう。

 

色々な事情があるにしても、20年後に誰かが見たら驚かれる様な馬鹿な設計にはなっていない事を、よく見直してください。

怖い人に強要されたと言っても、最終的に設計したのは貴方です。

ソファミレドシ が言えなかった

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ドレミファソラシドは誰でも言える。

子供の時にさんざ音楽の授業でやったから。

反対のドシラソファミレドも誰でも言える。

記憶に残っているから。

 

一年練習しても暗譜出来ていない理由がタブを見ているから。

ギターの先生に楽譜読めるようになるのやめたのとあきれられてしまったが、どうしても出来ない。

目的は五線譜を見て弾ける事でなくて、発表会の時に楽譜を見ないで弾けること。そう割り切る事にした、、、、

タブ譜では、パッと見て音の高さ低さや音階がわからない。タブ譜を暗記する事は、指の動かし方を暗記している事になる。これでは曲を理解していない、、、

 

上の楽譜はもう一年以上取り組んでいる曲ですが、タブ譜を見れば弾ける。だけどタブ譜で左手が押さえるところだけに集中していると、これが、降りてくる音階の繰り返しと気がつかない。いや、ほとんどの人は気がついて僕だけ気がついて無いのかもしれない、、、

とにかく僕は最近まで気がついていなかった。

 

ソファミレドシ、ファミレドシラ、レドシラソファ

 

ソから始まる降りてくる音階、そして次はファから、そして三回目がレから。

ワルツの曲なので、三白目と五白目に伴奏を付けてある。

この理解を先ず頭に入れておけば、出だしがソとファとレである事さえ頭に入っていれば、一つ一つの押さえる位置でなく、音階を弾けば良いわけである。

 

意味を理解してやらないと記憶に残らない。

 

 

ドシラソファミレドも誰でも言えると冒頭に言ったが、先週の僕はファミレドシラソの様に途中からは言えなかった。どこからでも言えないとダメなんです。

勢いで覚えていたのでは。

 

先生に先ずファミレと区切り、ドシラソと続けて言ってごらんと言われ、途中からでも音階が言えるようになった。

出来ないとはなぜ出来ないのか、紙に書き出すなりして考えないと、闇雲に何度もただやり直してはダメだよと、、、教わった。

 

 

 

 

白いインディオの想い出 - ヴィラ=ロボスの生涯と作品

白いインディオの想い出 - ヴィラ=ロボスの生涯と作品

 

 

オープンカーは冬でも寒く無いと聞いたが本当か

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ずっと日本のような梅雨があって夏暑くて冬寒い所にオープンカーは絶対に向かないの思っていた。

しかし調べてみると、幌が進歩して開け閉めがすごく簡単になり、風の巻き込みもあまり無いとの事。そうなると急にオープンカーが欲しくなり、マツダロードスターを四月に購入した。

 

半年乗ってみた感想を述べる。

 

雨が降ったらどうするか。

結論は、雨が降りそうな時は車に乗らない。そもそもずっと綺麗にしておきたい車なので、雨が降ったら乗らない。途中で降って来てしまったら幌を閉めれば実用上は全く問題がない。幌が古くなってくると雨漏りするようなのでその時はなおなら雨が降りそうな時は乗らない。

 

夏の暑い時はどうするか。

蒸し暑い日中は幌を閉めてエアコンをかけるしかない。日差しが強いと日焼けしてしまう。夏の夜はそれでも開けて風に当たるのは心地よい。

 

冬の寒い時はどうするか。

オープンにしても窓をしめて暖房を入れればお風呂に入っているような感覚。風の巻き込みは無いようによく設計されている。頭の先は風が当たるので帽子だけは必要。そう聞いていた。

確かにその通りであったので、ニット帽を買った。ロードスターに合った帽子で気に入っている。帽子で防げない問題が一つあった。信号で止まった瞬間に風が車内に入ってくるのである。走っている最中は風の流れが前から後ろにうまく流れて、車内の空気が閉じ込められて熱が逃げないが、車が止まってしまうと外から風が入って折角の熱が奪われてしまう。この事に遅かれながら気が付きました。

走っている時は寒くありませんが、止まるとオープンカーは寒いです。

今週のお題「2018年に買ってよかったもの」

 

 

スピリット・オブ・ロードスター  ~広島で生まれたライトウェイトスポーツ

スピリット・オブ・ロードスター ~広島で生まれたライトウェイトスポーツ

 

 

自分の頭で考える人は無意味に固まらない

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設計の仕事でも、お客に言われたり上司から言われると、その意味を考えずに(考える脳力が無いのか)、こなそうとする人が増えた気がする。

 

素直で良い子を面接で選びすぎているのかもしれない。

先生と親の言うことをまじめに受け止めて、それをちゃんとこなしてきた良い子は、自分で意味を考えることをとにかくやりましょう。だいたい指示の半分は間違っています。

もともと能力の高い頭の良い子供たちなのですから、やれば出来ます。

これからは批判力が大事なのです。

 

面従腹背

面従腹背

 

 

ピークセーブ

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写真は水を抜いた城山湖

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城山湖揚水発電設備。

先週、ドライブがてら見に行ってきた。

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年末までメンテナンスのために湖底が見えている。写真に見えているのは多分水力発電の水車に送る水の取水口。

この城山湖に、下にある津久井湖の水を余剰になっている夜間電力を使って、夜の間に水を揚水している。そして昼間の電力が多く必要になるピーク時に降水して発電を行なっている。

 

電力は貯めることが難しいので、水を揚水して別の形で電気を貯めているのである。

 

発電設備に限らず設備というものは如何にピーク需要をこなすかで設備の大きさが決まってしまう。電力であれば平日の真夏でエアコンと工場設備がフル稼働している時。特にガスタービンは大気吸込み温度が上がると発電能力が落ちるので一層ピークで役に立たない。

鉄道であれば朝夕の通勤ラッシュ。高速道路は朝夕と長期休暇時。ピーク時に完全対応すれば、利用者は快適だが、オフピーク時に設備や人が冗長になりコストアップになる。

派遣社員外国人労働者の受け入れを増やすことをピークセーブとして行われているが、人間としてそれをやられることはやられる身としたらほんと嫌だと思う。

 

世の中ありとあらゆるものを見直して、ピークセーブすることが理想。

しかしなかなか難しい。

企業が休日をずらせば、別の企業で働いている家族や学校に行っている子供と休みが合わない。

完全なるフレックスタイムにすると打ち合わせ時間が中々合わせられない。そもそも遅く出社すると怠けていると感じられる風潮がまだ多いので許容されない。

 

ピークの山が高いと反対にピークの谷は深い。

 

ピーク谷に外出した時の快適さは忘れ難いので、個人だけピークをずらした生活をしたいのが本音である。

 

 

世の中、色々便利になったが、全然幸せにならない

問題は解決され世界は平和になり、科学技術で不便なことを便利にどんどん楽になると若い時はそう信じていた。


便利になった物も沢山ある。スイカや高速道路のETC。とにかくインターネットの発明で世の中ものすごく便利になった。コンピュータがスマホの形になるとは想像できなかった。

 

でもインターネットでも解決出来ない事がまだまだ多い。特にピークが重なるもので物質移動が必要な物だ。
通勤の苦痛は解消出来ていない、フレックスタイム、自宅勤務もあるが、やはり勤務地の近くにするしか解決は出来ない、、勤務地の近くに住むにはどうしたらよいか。簡単でない。


介護の問題、子育て、足りない年金、過激なナショナリズム等、問題は深刻になるばかり、、物理的な複雑な動作を必要とされる物はロボットでの代替えは何百年もかかるだろう。その前に安楽死が認められるだろう、、、

 

金があるかは人々が幸せに感じることは別のようだ。人との繋がりや健康なのだろう。

 

国民の多くが幸福感を感じられない根本原因は国のトップのモラルが最低だからだ。

劣悪な世襲議員が国のモラルを破壊し、国民を疲弊させる。自己保持のために大企業とアメリカの利益の代弁しかしていない。

 

明るい日本の将来が見えない。

四季があって、食べ物がおいしくて、まだまだ安全で、まだまだ一般国民のモラルが高い国はそうは無い。移民もちゃんと受け入れ体制を整えていけば。必ず日本のモラルを尊重して合わせてくる。人手不足は給料抑えるから、きつい仕事にはそれなりの対価を払わないと。

 

物事に遅過ぎる事は無い。まずは選挙に行くことからだ。このままでは日本国民はますます不幸になってしまう。

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頭の中で繰り返される記憶

子供の時の記憶が頭の中にふとした拍子に時折現れる。

子供の時に何か失敗した瞬間や、新しいことを感じた瞬間の場面である。

記憶が動画として流れるのである。

 

一つ紹介する。

 

小学三年生の時の学級会の場面:

 三年生の時、学級委員として学級会の司会をやっている場面。議題は思い出せないが、僕は司会として皆に意見を求めた。何人もが積極的に手を挙げてくれた。手を挙げた人の中々、適当に選んで指差して発言をしてもらった。ひとりの発言が終わると、また手を挙げてもらって、また指差して発言してもらう。その繰り返しをしばらく繰り返していた。意見は子供の会議なのでバラバラ。

僕はひたすら皆んなに意見させて、時間切れとなって終わってしまった。途中で自分からも何か発言してまとめるようなことをしないといけないかと悩みつつでも何を言って良いのかわからず、一生懸命にただひたすらに皆を指して意見させていた。その悩んでいた時の心の苦しみが今でも時々蘇るのである。

 

今も議長のようなまとめ役は苦手だ。

こういうものがトラウマなのだろうか。

頭からフレディマーキュリーが取れない

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ボヘミアンラプソディーを見た。

期待以上に感動した。

困ったことに、見てから二日経つが今だに頭の中でクイーンの曲が繰り返しかかり止まらなくなってしまった、、、久しぶりの感覚である。

 

バイセクシャルやゲイは芸術面では才能があることをフレディを映画で見てあらためて感じた

素晴らしい音楽を作ることにより多くの人に感動を与えている。

 

出来の悪い子供を沢山作るより、これははるかに生産性が高い。

 

追記:

クイーンの全盛期に中高生の男子はレッドツェッペリン、ディープパープル、ジェフベック、イエス等々のギターのカッコイイどちらかというとクイーンのようなわかりやすい曲でないバンドに惹かれていた。当時、クイーンも凄く聞いていたが憧れはなかった。今回の映画で始めてフレディがインド人であることを知り、そしてバンドとしてのまとまりの良さに感動した。音楽伝記映画としては最高に良かったが、当時今ほどクイーンの曲が頭から離れないことは無かった。やはり映画の出来が素晴らしい。

楽譜を読めるようにならないといけない理由

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半年以上、練習しているビラロボスの曲の一部。上段が普通の五線譜で、下段がギターのタブ譜タブ譜とはギターの6弦のどの弦のどのフレットを押さえるかを書いた楽譜。五線譜が読めなくても、タブ譜の通りに左手を押さえればギターは弾ける。本来は五線譜から音を拾ってどの場所を押さえるか自分できめていくべきなのであるが、慣れてないとものすごく時間と手間がかかるので、タブ譜を見てしまう。

 

タブ譜の欠点は、音の高低の変化がパッと見てわからない。五線譜はオタマジャクシが上下に踊るから音が連続して下がってるなあと見るだけで感じられる。下の青字で印を付けた箇所の五線譜とタブ譜を比べると違いがわかります。

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クラシックギターはメロディーと伴奏を全部一人で弾きます。そこがエレキギターや伴奏でのフォークギターと違い大変なところです。

クラシックギターの名曲の楽譜を見ていると、メロディーやベースランや伴奏がうまい具合に絡み合い綺麗だなあと感心します。タブ譜ではその辺が見れなくなってしまうので、五線譜でちゃんと読めるようにならないと上達に支障があるんですね。

 

ギターの先生に、この楽譜ってよく見ると意味があって凄いですねと言うと、いや別にどの楽譜もそんなもんで普通ですと言われてしまいました。ちゃんと楽譜が読めてる人は、タブ譜なんて見てないので、五線譜から読み取れてるんですね、、、

 

先生からは楽譜読む事はやめたのですかと、あきれたように言われてしまっているのですが、子供の時も学生の時も楽譜を読もうなんてした事が無かったので、五線譜を読む事は非常に苦痛なのです。

読めないですが、五線譜自体は音楽を記録する方式として素晴らしいと思うし、オタマジャクシが踊り、旋律がビジュアルに表現されているので、美しく好きなんです。眺める事は。

 

ただ自分として許せないのは、仕事では周りに意味考えないで言われたことをそのままやってんじゃねえよと言っているのに、ギター弾くときは、タブ譜を見て指だけ動かしていること。タブ譜の通りに弾いていると今なんの音を出しているのかわかっていないのです。音がわかっていないとは音楽としては意味がわかっていない事なんです、、五線譜だけを見てギターが弾ければそれはギターのどの位置を押さえればその音が出ることを理解できていることになるのです。

 

普段言っていること(意味考えないでやってんじゃねえよ)と、実際に自分がやっていることが違うのが、心が苦しいのである。

これが五線譜を読めるようにならないと行けない理由なんです。

 

なぜ棒読みするのか

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日本は総理大臣から新入社員までどうしてこんなに棒読みする人間が多いのだろうか。

 

人の事は言えない。

僕は、この半年以上同じ曲をギターで練習しています。なぜかこの曲は弾いても弾いても暗譜出来きない。とても美しい曲なのですが、なぜか暗譜できない。

この曲と個人的に相性が悪いのか、脳が劣化してしまったのか、集中力がないのか、、、もういくらやっても駄目なような気がして来ています。

 

プレゼンや講義は時々やっていますが、それは原稿用意することなく、対象者の反応を見ながらほぼアドリブ風に出来るようにはなってきました。これは話す内容を自分で作っているので完全に自分のものになっているからだと思います。

一方、ギターの演奏は自分で作曲した訳でもないですし、そもそも技術が伴って無いから、曲が自分の物になっていない。

 

棒読みの話に戻すと、どうすれば良いだろうか、、、

 

自分が曲の暗譜がどうしても出来ないことから考えてみると、棒読みからの脱却は話す内容を完全に自分の物とするまで吸収出来るかどうかです。

 

棒読みは単調で聴き手の気持ちにあまり響きません。引っかかっても、言い返してもいいのです。メモを見ながら話して良いのです。とにかく会話するように聴き手に話しかけるようにやることにつきます。

 

そのためには内容を自分の物として気持ちを入れるようにすることです。原稿の暗記では内容は自分の物になりませんし気持ちも入らず棒読みになってしまうのです。

どうしても棒読みになってしまうなら、最低でも何箇所か情熱を入れて話すことです。

ボーダーライン

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世の中、何事にもボーダーラインつまり境界線はある。

電車に乗ってこれを書いているが、隣に座っている中年女性と僕の間に線は見えなくとも、何かお互い気が合わない嫌な心の境界線がある。

ボーダーラインを皆が遵守していて、お互い少しの気遣いがあれば、混んでいようともそれ程苦痛な空間ではない。

 

ボーダーラインを超えてこられたり、急に取り除かれたりすると、人々は困惑する。

 

経済のボーダレス化や労働力提供としての移民は世界経済全体が成長している時は良いが、成長が停まると厄介物扱いにされる。全く都合が良い。

 

経済と移民の問題は専門でないので、

話題をエンジニアリングのボーダーラインについて考えてみる。

 

エンジニアリングは研究開発とは違い失敗は絶対に許されない。失敗しない為には実績の範囲内で設計をして行く。仮に失敗したとしても、実績の範囲内で失敗が起こってしまってもそれは想定外と言い訳が通り自己責任と言われない。

それでは実績はどの様に確認すればいいのだろうか。

ほぼ同じ装置が複数台、似た条件下で二年間以上無事に運転されていれば、実績として合格と言える。

実績評価の方法として例を挙げる。横軸に流量、縦軸に動力にして実績をプロットして、プロットの上限を実績として認められるとしてボーダーラインをひく。そこに新しい装置の条件をマークする。それがボーダーラインをはるかに超えていれば明らかにダメ。難しい判断はボーダーライン上の場合。その場合は構成要素に分けて部品単位でクリティカルな箇所は何か考えて判断していく。最終判断にはもっとかんがえる必要がある。

 

大型プラントで使われる装置は全く同じ条件は少ない。大型化、圧力、温度、原料、ユーティリティ等々毎回ちがうのである。実績があるかの判断は慎重でなければならない。

 

ほぼ同じ装置であるとどの様に判断するのであろうか。

似た条件下とはどこまで似ていれば良いのだろうか。

既に二年間動いていると言うことであるが、実際にはトラブル続発でちゃんと動いてはいない可能性はないか。

 

完璧な実績が装置が見つからない場合、実績と言うボーダーラインを超える必要が出てくる。

ボーダーラインを超えることの判断は一個人やチームだけでなく、顧客を含めた全員のコンセンサスが必要。

 

ボーダーラインを超えて選ばれた装置は、普段より多くの設計検証や検査を行う。可能であれば工場での試運転を実際の使用条件に近くして行う。

 

ボーダーラインの内側で生きていれば安泰。そんなに色々心配せずにいつも同じやり方で問題はそうは起きない。

でもどうしても超えなければいけない時もある。また相手がボーダーラインを超えて襲いかかってくることもある。

 

設計も生活もボーダーラインを意識していると、どこが大切かどこが勝負どころか、メリハリがつけられるようになってくる。

そして、どこが超えてはいけないボーダーラインかも見えてくる。

日本人はもっと面倒臭がらないとだめや

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アメリカ人と日本人、もしくはアメリカ人とそれ以外の国の人の一番の違いは、面倒臭がり屋であることだと思う。

最近、日本に駐在している典型的な白人男性と仕事をしていてよく感じる。

 

IT化する時、かなりの日本人は今までの紙を使っていたやり方をただ電子化しようとする。エクセルでホームシートを作ってそれにタイプする。ここまではまだ少しは許せるのだが、それをプリントアウトさせて捺印させたり手書きのサインを要求してくる。そしてそれをスキャンしてメールに添付して相手に送る、、、

アメリカ人はとにかく面倒臭いことが嫌いなので、仕事のやり方をまず簡単にシンプルにしようと考える。上の日本人やり方にはうんざりさせられる。

 

古臭い日本人はEメールでのやり取りは正式で無いとして、何でもかんでも合意した記録として再度レターにしろとか、MOMとして記録に残せという。そしてMOMはプリントアウトして手書きサインをしてスキャンだ。

アメリカ人はEメールでのやりとりでも責任のある合意であり、レターやMOMとの違いは無いと考える。Eメールで済ますことができればそれは記録として残るのであり、レターやMOMと同等。とにかく不必要な面倒なことはしたくない。

 

日本人は、決められた事は疑いなく従うように教育されて来た。どんなに面倒くさくとも多少は愚痴は言いつつも仕方ないとやる。

決められた事が、よく練られた合理的なものであれば良いのだが、そうでないものが多い。

マニュアルをいちいち見たり、人から使い方を教えてもらわないと、理解できないインターフェースが醜いシステムが日本には多い。センスある人間がもっと時間と手間をかけて作り込めばもっと良くすることができる。

使うのが面倒臭いシステムにはもっと文句を言うべきである。

 

日本人はもっと面倒臭がって、悪いものを治していかないと、仕事も社会の作業効率は上がらない。

叩くところが間違っている

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ネットでは、シリアから解放された安田さんを批判する意見と擁護する意見が見事別れている。

 

安田さんは過去にも何度も捕まっていて何度周りに迷惑をかければすむのだとか、全然スクープ記事が取れてないだとか、健康そうでヤラセではないかとか、とにかく全否定している。

Ameba TVの橋下と馳の話は酷い。この二人がどんな人物であるかをあらためて見せつけてくれた。他にもヨットで漂流して救出された自分の恥をだしに批判しているキャスターもいた。

彼らに共通して言えることは、安倍政権寄りの人物。つまり安田さんは現政権を前から批判的しており、渡航も止められてもいた。現政府に楯突く者は無条件バッシングを受けるのだ。

安田さんがこれまでどのような取材をしてどのような発言をして、今回どのようにして捕まってしまったのか詳しく事実に基づいた情報で叩かれているのではない。逆らう者は無条件に叩かれるのだ。

 

どう見ても今回の救出には日本政府は絡んでいない。今回に限らず海外で何か起こった時の日本の大使館および政府が、他の国に比べて何もしてくれない感は有名話である。その無責任を自己責任と言い換えて誤魔化している。

 

安田さんを叩いている人物が森加計についてどう発言しているのか、憲法改正をどう評価しているか、、、わかりますね。

 

この安田さん解放について、自己責任だとかこの様な危険地域でも取材に向いてないとか、国が禁止したら行っては行かないとか、日本が金を払ったのかとかそんな議論は少ししたらお終い。日本人が一人殺されずに済んだのだからよかったのだ。

 

本来、叩かなければならない森加計始めとする現政権周辺の悪事が全然終わっていない。