若いとき、自分が設計に関わっていた設備が爆発する夢を時々見ていた。
自分の知識と経験が求められているレベルにまだまだ到達してなかったので、絶えずミスに対して不安があったので、寝ていても気になって夢にも出てきたのだと思う。
だんだん経験を積み自信が出てきてからは、設備が爆発するような夢は見なくなった。若い時は経験がないがゆえに自分の選択が正しいのか悩みが絶えずあった。
仕事を不安なまま終わらせてもらっては困るので、チームとしてベテラン、中堅、若手と組み合わせて、次世代を育てながら確実な仕事をするようにしています。
設計には予算スケジュール等のいろいろ制約があるが、プラントのような生産設備ではとにかく大事なのは信頼性。コストや効率も大事ではあるが、とにかく信頼性は安全と壊れないという点を目標としているので一番大事なのです。
先月、業界の講習会で信頼性のテーマで話ので、その時に僕が講義で話したのが下の4項目。
信頼性がある機械およびシステムとは
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類似使用条件下での類似設計の連続運転実績
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的確なスペアリングフィロソフィー
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設計、製作組み立て、据え付けでの品質維持(サブオーダー品、コンポーネント含む)
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故障が発生しても常に安全な状態に移行できる
またエンジニアの倫理として、設計の不備により人が死んだり、環境を破壊するものを作ってはならないのです。
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