これまでトラブルシューティングに書いてきましたが、
トラブルは起こさないことが一番。
トラブルがどんな条件で起こるか分かっていれば、それを未然に防ぐことも出来るはず。
トラブルの種が何処にあるのかどんな条件で発生するのか、私の業界を例に時系列そもそも的な順番で上げてみます。
1. 仕様に合ってない物を選んでしまっていた。
2. 実績の無い物を選んでしまっていた。
3. 特別な要求をしていつもと違うことをさせて改悪してしまっていた。
4. 材料、製作の品質が悪い
設計を間違えている、使用条件を見逃している <-- 追加
5. 組み立てが間違っていた
6. 出荷前の工場テストが不十分
7. 輸送中にダメージを与えた
8. 保管状態が悪く錆びてしまっていた
9. 現地での据え付け工事の不備
10. 現地での気がつかないうちに、誤作動していた。
11. 説明が下手で誤解を招いている。<-- 追加
トラブルが起こるチャンスはいくらでもあります。
メーカー、コントラクター、ユーザーの担当の3者のうちの誰かが、気が利けばかなりのトラブルは未然に防げます。 反対に、馬鹿の三乗だと簡単にミスを犯します。
それらを乗り越えてスムースに終わる時もあります。余分なお金やスケジュールが遅れないことにはこしたことはありません。
エンジニアとしてはトラブルがあると、周りから非常にストレスを受けて困ってしまいますが、一方機械を分解したり設計を見直したり本当にたくさんのことを学べる良い機会でもあります。
人間、切羽詰まらないとなかなか真剣味がでないのです。
No trouble no learn.
どれだけトラブルを経験して、その時にどれだけ真剣に取り組んだか、それが10年20年後にエンジニアとして差が出ます。
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