エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

エンジニアのセンス ジョイントベンチャーはなぜ大変か

 大規模なプロジェクトは契約金額が大きいため、一社でそのプロジェクトを契約して遂行することは、失敗した時のリスクが大きく会社の存続を揺るがしかねません。

それが故に複数の会社で組む必要があるのです。

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また会社は同時に複数のプロジェクトを並行して遂行しており、多くの人員等のリソースを一つのプロジェクトに準備することは難しい理由もあります。

他には、実績がない会社は実績がある会社と組むことで、プロジェクトに参加することが出来き、また組むことで見積もりに参加する企業が減り、実績も実力もないが故に価格競争に持ち込もうとする企業を排除することが出来ます。

 

大規模プロジェクトの契約方法に関しては、ジョイントベンチャーやコンソーシアム、遂行組織形態としてはそれぞれの人員をミックスして組織を作るのか、エリアで区切ってそれぞれの担当分だけをやるのか等々ケースバイケースで色々あります。

 

競争相手に韓国、中国の会社が入っている場合、韓国・中国は日本・欧米の会社に勝つには安値しか勝ち目がないので、彼らは我々の積算の下をくぐってきます。
赤字で。なので韓国の会社は10年周期で潰れそうになるのです。
日本の為替のハンデと人件費の高さでは価格競争が全ての場合は如何ともし難く、そんな連中とまともな競争はできなません。
それなので我々は対抗措置として日本より人件費の安い国々と組むことになるます。これらの国々はお国柄結構ノンビリした感じで日本の会社を先生と見てくれますので、組みやすいのです。ただし転職が激しくベテランが少なく、経験の無い若いエンジニアばかりのイメージがあります。転職しないと給料上がらないのでしかたないのです。

JVで仕事をして体験したことをまとめると、


1. 会社によって各担当のJOB DISCRIPTIONは違います。自分と同じ専門とは言えカバーしている範囲は違うので、相手がどこまでカバーしているかを理解しておく必要があります。
2. 欧米はトップダウンなので、必要だから下が自主的にやると思ったら間違い。
3. ジョイントベンチャーで対等はありえない。リーダーとフォロワー。ボスと手下。親分とおひき。リーダーのやり方に従わざるを得ない。
4. 東南アジアの会社は若者しかいない。経験少しできると高給を求めて転職してしまう。なので永遠に技術レベルは上がらない。でも人々は素直で好き。

プロジェクトがますます大型化、複雑化していくので一社単独でなく、今後はJVがほとんど。

お互いの国民性、仕事のやり方を理解してコミュニケーション良くやるとこはプロジェクト成功のキーです。

 

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