映画DEEPWATER HORIZON(邦題は改悪されているようだが)を少し前にみた。
2010年にメキシコ湾で起きた大規模原油流出事故の12時間を描いた映画だ。
現場工事を伴う仕事は大小に関わらず、コスト・時間・安全を絶えず考えながら進めている。
結局はコストに集約されてしまう。具体的にはテスト項目や時間を削減して安全を犠牲にしてコストを抑える。
DEEPWATER HORIZONでは、安全に関わる不具合の兆候が発生しているのにも関わらず、すでにスケジュールをオーバーしているので、オーナー会社上層部はさらなる遅れ(つまりコスト増加)を嫌がり楽観的に状況を勝手に判断し先に進めろと指示を出した。
現場建設側は逆らえず、テストの時間を減らしてしまった結果、大事故を起こしてしまった。
コスト・時間・安全、、どれが優先か
安全がどんな場面でも最優先であることは当たり前。
しかし、どれくらい安全対策が必要なのかは、どれくらい省いていいのかは、人為的な判断が絡むので、幹部(何かあれば責任をとる立場)が問題ないと言えば、下っ端は安全対策を緩めてしまうかもしれない。
安全が最優先と言うからには、最初から安全対策はどこまでやるのか明確にして起き、時間が無いからと勝手に省略はしてはならないのである。
急ぐ時こそ、やり直しが出ないように「急がば回れ」です。
確実にやらないと失敗し、事故を起こしたり壊したりします。
安全確認は時間がなくとも確実にやる。
いつも急がされがちな人はぜひ映画を見てください。
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