日本と欧米の会社の大きな違いの一つとして、人の採用と教育があります。
新卒を採用して育てていく日本と、プロジェクト単位で必要な経験者を雇う欧米の会社。
終身雇用が全体の日本では、潜在能力の高い出来るだけ偏差値の高い新卒を雇って、教えていくことが今も基本です。
ただしアメリカの大手は、優秀な若者であればベテランにつけて将来のキーパーソンにするために特別に育てているようです。日本のように新卒を一度に雇って、平等な教育のようなやり方はしてないようです。
日本では終身雇用前提なので、ちゃんとした企業であれば、自分の子供のように一つ一つ教えていきます。いくら一流大学のそれも大学院まで出ていても、半年から一年はなかなか戦力になりません。これは学校で如何に仕事に必要な知識を教えていないからです。学校は仕事を教えるところでなく人生を教えるところですからそれでいいのですけどね。
新人に初めてそれなりにまとまった仕事を与えたときに上司は何を気にしているか知っていますか?
これまで何人もの若者を見てきましたが、初めてのお使いに送り出すような気分になります。
・初めての物、未知な物に対する取り組みかた。
・教わってないから知りませんでなく、自分なりに理解しようとするか?
・わからない言葉や事柄が出てきたときにどのようにするか? どう調べるか?人にどう聞くか?
・締め切りが与えられたときに計画的に取り組んでいるか?
・細かい所に気を使うか?
あまり期待していなかった若者がここで期待以上の事をすると、いっぺんに見る目が変わります。反対にここで期待外れな行動を見せると挽回に時間がかかります。
まとめ
新人は、初めて上司からそれなりにまとまった仕事を与えられた時は、能力を見られて居るので、全力でやる事。
やり方は学校と違う。カンニングでよい。下手に自分だけで考えるのでなく、過去に似た物がされていないかな参考になるものを探し先人経験を利用すること。
ここで期待を裏切る良い物を見せられればしめたもの。次から次に良い仕事を任されます。 何事も最初が肝心だからね。