エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

問題の設定は現実的であってほしい

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小田急線の車内の広告で中学入試問題が出ていた。内の息子もこの塾には小学三年から三年半お世話になり、三年半で新車一台分の月謝払った。

 

この問題の算数的な意図はよくわかるのだが、問題設定が現実離れしている違和感で耐えられない。どこに違和感を感じるかと言うと、

1. 上位半分に入っているかは、塾の模擬試験なら総受験者数と順番は成績表に必ず書いてあるはず。

2. もし順番が公表されないような試験で有ればそもそもなぜ平均点を指標にせずに上位半分を指標にしたのか。成績トップの子供なら10位以内とか順番を指標にするが、これまで平均点も取れない子供に対して、そもそも順番なんて指標にしないだろう。

3. 算数で平均点も取れない渋男君が、この問題をお母さんに説明できるぐらいの脳みそを持っていれば、平均点を下回っているはずは無いので、渋男君に説明を期待するのは無茶。

4. 渋男君が算数で平均点を取れないのはお母さんの知能の遺伝要因が大きいので、この親子でこの議論は成り立たない。

 

なんか屁理屈のようになってしまったが、たかが子供の算数の問題設定でも違和感無いようにしてほしいんだ。 

ありえない問題設定に子供の時から慣れて疑問を持たないように育ってしまうと、大人になって仕事でありえない設定の条件を突きつけられても疑問や違和感を感じなくなってしまうと思うんだ。だから顧客や上司の要求の意味を理解せずに受けて失敗してしまう。失敗しても自分は言われた通りにやっただけですと全く悪気や反省が無く、無邪気。

だから問題設定が大事。忠実な部下を持っている人ほど気をつけないと行けない。