エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

エコノミカルとエコロジー、それとエシカル

先日、高校時代の友人で今は大学教授をやっているN君から、エシカルの講演に誘われたので聞きに行ってきました。

正直、エシカルの言葉は知らなかったので偉そうなことは言えませんが、自分の仕事に照らし合わせてちょっと考えさせられてしまいました。

 

エコノミカルとエコロジー、それとエシカル

プラント設計では、経済的に利益が出せる設備であること、環境への影響を最小限にすることが同時に当然求められます。

 

経済的に利益を出すために、初期建設と運転およびメンテナンス費用を出来るだけ小さくする(NPVとしては最大化)をターゲットとします。また環境への影響はゼロには出来ないので、そこは法律等の規則を遵守します。環境対策へのコストは削れません。

 

経済性と環境対策は当然となっていますが、それに加えて持続的成長やエシカル的思想が今後ますます必要になってきます。エシカルは聞きなれないことばですが、「倫理的」「道徳上」という意味で「法律などの縛りがなくとも、みんなが正しい、公平だ、と思っている」ことです。

 

一部のぼんぼん政治家らが、法律違反さえしていなければ何しても良い雰囲気が日本を疲弊させています。道徳教育の必要性を要求していた人間らがです。道徳が自己犠牲の美徳を植え付けさせることに重きをおかれているようなので非常によくありません。

道徳だけでなくエシカルの考え方を付け加えるべきでしょう。

 

設計(の仕事)はこれまでは、経済性(エコノミカル)と環境対策(エコロジー)だけに注目してきていましたが、エシカル的な思想を加えて、経営者の儲けを最大にすることや設計をよくするだけでなく、仕事に関わる全ての人や企業および住民が幸せになれることをめざす必要があると思います。

 

はじめてのエシカル――人、自然、未来にやさしい暮らしかた

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