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楽譜を読めるようにならないといけない理由

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半年以上、練習しているビラロボスの曲の一部。上段が普通の五線譜で、下段がギターのタブ譜タブ譜とはギターの6弦のどの弦のどのフレットを押さえるかを書いた楽譜。五線譜が読めなくても、タブ譜の通りに左手を押さえればギターは弾ける。本来は五線譜から音を拾ってどの場所を押さえるか自分できめていくべきなのであるが、慣れてないとものすごく時間と手間がかかるので、タブ譜を見てしまう。

 

タブ譜の欠点は、音の高低の変化がパッと見てわからない。五線譜はオタマジャクシが上下に踊るから音が連続して下がってるなあと見るだけで感じられる。下の青字で印を付けた箇所の五線譜とタブ譜を比べると違いがわかります。

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クラシックギターはメロディーと伴奏を全部一人で弾きます。そこがエレキギターや伴奏でのフォークギターと違い大変なところです。

クラシックギターの名曲の楽譜を見ていると、メロディーやベースランや伴奏がうまい具合に絡み合い綺麗だなあと感心します。タブ譜ではその辺が見れなくなってしまうので、五線譜でちゃんと読めるようにならないと上達に支障があるんですね。

 

ギターの先生に、この楽譜ってよく見ると意味があって凄いですねと言うと、いや別にどの楽譜もそんなもんで普通ですと言われてしまいました。ちゃんと楽譜が読めてる人は、タブ譜なんて見てないので、五線譜から読み取れてるんですね、、、

 

先生からは楽譜読む事はやめたのですかと、あきれたように言われてしまっているのですが、子供の時も学生の時も楽譜を読もうなんてした事が無かったので、五線譜を読む事は非常に苦痛なのです。

読めないですが、五線譜自体は音楽を記録する方式として素晴らしいと思うし、オタマジャクシが踊り、旋律がビジュアルに表現されているので、美しく好きなんです。眺める事は。

 

ただ自分として許せないのは、仕事では周りに意味考えないで言われたことをそのままやってんじゃねえよと言っているのに、ギター弾くときは、タブ譜を見て指だけ動かしていること。タブ譜の通りに弾いていると今なんの音を出しているのかわかっていないのです。音がわかっていないとは音楽としては意味がわかっていない事なんです、、五線譜だけを見てギターが弾ければそれはギターのどの位置を押さえればその音が出ることを理解できていることになるのです。

 

普段言っていること(意味考えないでやってんじゃねえよ)と、実際に自分がやっていることが違うのが、心が苦しいのである。

これが五線譜を読めるようにならないと行けない理由なんです。