エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

トラブルシューティングのセンス8 ゲロを飲み込む勇気

大トラブルは直ぐにゲロるが原則です。 隠しきれない本質的な問題なので時間があるうちに対策を打たないと後で本当に手遅れになってしまうからです。 きょうは反対にゲロを飲み込む勇気の話です。 何かあったらなんでもすぐにゲロりなさいと言うと、なんでも…

エンジニアリングのセンス 年を重ねて変わったこと

大学を卒業してから働きはじめて30年、国内・中東・東南アジアのプロジェクト、多種多様な顧客、メーカー、パートナー会社の人たちと働いて来ました。 この30年間、技術は進歩してトラブルは無くなるかと思いきや、一向に減りません。 複雑化、巨大化した…

エンジニアのセンス  AIの弱点は「意味の理解」、人間は?

帰りの飛行機の中で読んだ朝日新聞に「東ロボ」君の記事が出ていた。 AIに大学受験受験をさせて、AI技術の向上と限界を探る実験だ。 僕が大学生の時、通産省の音頭で第5世代コンピュータ計画があった。記憶がある限り、今のAIのブームと同じように世間はも…

仕事のスピード感 せっかちな人々

せっかちな人々はどんな世界にも一定の割合で存在します。 写真はドーハでぶっ飛ばしていたGTR。 会社と町内会で心当たりを数えてみると、 真正せっかちは50人に1人か、それ以下の率で存在します。 彼らはエネルギッシュで細かいことにも気がつきリーダーシ…

トラブルシューティングのセンス7 取り越し苦労は無理にでもしろ

<一旦、取り下げてきた書き込みを一部修正してアップし直しました> 今朝は曇りかなあと思ったら、急に豪雨。 中東の冬は時々大雨がふり、地盤が水を吸わなく水はけがわるいので、粘土状にどろどろになります。それが乾くと細かいホコリ状になり風が吹くと最…

設計ミスを無くすことは可能か?  猫と犬

現場事務所の下に猫がいました。時々事務所内も歩いています。 といても可愛い顔していて尻尾のしましまも素敵です。 猫は事務所や現場やキャンプでよく見かけます。人間が居るところにはだいたいいますね。犬は最近ほとんど見かけません。狂犬病の恐れがあ…

トラブルシューティングのセンス6 ゲロる勇気

大きなミスが当然見つかることがあった時あなたならどうしますか? ここでどうするかが、トラブルシューターの試練です。 だいたいの場合、スケジュール最優先の状況下なのでそのまま進めたいのですが、 欧米の顧客の場合、隠されていることを極端に嫌います…

トラブルが起こる条件

これまでトラブルシューティングに書いてきましたが、 トラブルは起こさないことが一番。 トラブルがどんな条件で起こるか分かっていれば、それを未然に防ぐことも出来るはず。 トラブルの種が何処にあるのかどんな条件で発生するのか、私の業界を例に時系列…

エンジニアのセンス 危険を感じるか

中東や海外の建設現場はテロや工事の事故に巻き込まれる危険は有るのですが、実際には万全を期しているのでそう危険なことはありません。 そんな中で危険なのは交通事故。日本に比べてはるかに飛ばしますので何かあればすっ飛びます。最近はかなり取り締まり…

トラブルシューティングのセンス5 想定外をどこまで想定するか

トラブルシューティングとしてまず原因を突き止めようとしますが、簡単には原因は断定できないものです。 考えられる原因をリストアップして、状況から可能性を絞っていきます。因果関係の説明がつけばそれは現象として納得が行くので、原因としてありえるこ…

トラブルシューティングのセンス4 日本人の弱点

複雑な大型の装置でトラブルゼロで終わらすことは奇跡でもないかぎりありえません。 それは人間がやっているからです。 では、なぜトラブルが起こってしまうのか。 一般化すると、 1. 普段と違うことをやるときに、影響をよく考えていない。 2. お客に言われ…

トラブルシューティングのセンス3 まずじっくり考える

出張の先に到着しました。道中の飛行機の中でずっと考えていました。 普段はメモはほとんど書かないですが、トラブルや発表や新しい研修アイデアを考えるときはフリーハンドで図表を書いていきます。 そのメモを人に見せながら、意見をもらって、仕上げてい…

アドラー心理学 人生で大切なもの

アドラー読んで明確になった。 この三つのどれが欠けても幸せは薄く感じる。 それぞれ普通でいいのかも知らないけど。 飛行機、飛ぶ前に自生のブログかな ランキングアップの応援のポチをお願いします! にほんブログ村

いつもと違うやり方に変えるリスク

メキシコ湾での原油流出、福島原発の非常用電源の喪失、JAL123便の墜落等々はじめ複雑なシステムの事故はほとんど設計がもっとしっかりしればどれも防げたかもしれません。 過去の大事故の教訓を受けて数々の安全設計の検証手法が作られてきました。 新規に…

エンジニアリングで一番大事なもの 信頼性の次に来るもの

信頼性がある機械およびシステムとは 類似使用条件下での類似設計の連続運転実績 的確なスペアリングフィロソフィー 設計、製作組み立て、据え付けでの品質維持(サブオーダー品、コンポーネント含む) 故障が発生しても常に安全な状態に移行できる 実績がある…