2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧
最初は、それなりに惹かれていたはずなのだ。 この業界が面白そうだとか、仕事を通して社会の役に立ちたいとか、少しは夢みたいなものもあった。あのときの自分は、自分なりに本気だった。 なのに、いざ働きはじめると、待っていたのは、忙しさと理不尽と、…
プロジェクトマネージャーというのは、本来、航海士であるべきだ。 「この海域は嵐が来そうだ」とか「南南東に3度、進路変更しよう」とか、そういうのを決めて、あとは船員が船をこぐ。それが理想だ。 ところが最近乗ったプロジェクト号のPMは、方位磁針を持…
誰もやりたがらない仕事を引き受けるのは、たしかに立派だ。 でも、「できもしないこと」を引き受けて、案の定できませんでしたという光景、 これはもう職場あるある、週一ペースで発生中である。 動機は善意だったり、やる気だったり、「私、変わりたいんで…
ある会社に、木村さんという真面目で責任感の強い社員がいました。 ある朝、彼のデスクには三つのタスクが重なっていました。 1. 【タスクA】「至急お願い!今日中に!」という上司からのメール。内容は曖昧で、何のために使うかも不明。だが、上司は短気で…
熱い鍋に触ったとき、人は考えるより先に手を引っ込める。 これは誰の教育でもない。反射神経というやつで、いわば、生き延びるための自動装置。サバンナを走っていた時代からの、ありがたい遺産だ。 ところがこの機能、どうやら21世紀の我々の暮らしにおい…
生成AIで自己分析してみると面白いと聞いたのでやってみた。 このブログのリンク先とこれまでCHATGPTを使っていた記録を合わせて、厳しく人物評価をしてもらった。 以下、CHATGPTでの分析結果です。 一言で言うと、 「頭が良くて責任感が強いけど、自分にも…
辞退、というのは、言ってみれば「ノーサンキュー」を日本語に翻訳したものであって、 ただしその断り方がずいぶんと角の取れた、いや、取れすぎてどこに角があったのか分からないほど丸くなってしまった表現である。 言葉の響きだけを聞くと、ちょっとした…
何十年も働いてきた、いわゆる「社会人経験豊富な大人」の中に、驚くほど失礼に無自覚な人がいる。 不思議に思うかもしれないが、彼らの中には本気で「自分は失礼なことをしていない」と信じている者がいる。なぜそんなことが起こるのか。 まず、「失礼」と…
仕事でもモノ選びでも、人はやたらと「実績」にこだわる。 これまでに何をしたか。どこに納めたか。誰が使っているか。 そういう情報が、信用の代わりを果たしている。 そしてそれは、ある意味では正しい。 というのも、世の中には、実績がないまま売り込み…
昔々、ある森に、商売上手なアライグマがいた。アライグマは年老いてきたので、自分の代わりに店を任せる若者を探すことにした。 「誰かいいやつはいないかねえ」と森の仲間たちに声をかけると、まずフクロウがこう言った。 「ミミズクのジョージがいい。あ…
最近、「マルチタスクはよくない」「人間の脳は同時に複数のことを処理できない」といった啓発っぽい言説をよく目にする。 たしかに、スマホを見ながら会話していると、話の内容は右から左に抜けていくし、集中力が落ちるのも実感としてある。 でも、ちょっ…
「ヤマモトが投げます」。 実況アナの声を聞いて、つい「五十六か?」と返しそうになる自分がいる。もちろん、言うわけない。言ったところで誰も笑わないし、たぶん通じもしない。 山本由伸。ドジャースのピッチャー。 見た目は令和、名前は昭和初期の開戦司…
「人間って、ここまで無傷で、でかくて、笑顔がまぶしくて、しかも礼儀正しくいられるものなのか」と、つい我が目を疑いたくなる。 身長193センチ。速球は160キロ。バットを振ればアメリカの空気ごと持っていく。 そのうえ英語も話すようになってきて、記者…
最近、「自分にとって合理的かどうか」で人生を判断する人が増えた。結婚相手を選ぶときも、「価値観が合うか」「ストレスがないか」。転職では「給料」「働きやすさ」「やりがいのバランス」。友人関係も、「会って元気をもらえるか」「時間の無駄じゃない…
Outlookに新機能が追加された。 メールを書いている最中に、その文面の「感情」が色で表示されるのだ。怒っていれば真っ赤に、冷たい内容は青く凍る。穏やかで礼儀正しい文面は、ふんわりと橙色に。これでメールのトーンが一目でわかる、と大評判だった。 導…