エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

現場でのトラブル報告は5W1H

一休み I take a rest.

工事が完了(いわゆるメカニカルコンプリーション)すると、いよいよ試運転(プレコミ)を経て商業運転(コミッショニング)を開始します。

 

試運転までは請負業者側の責任で事を進めていますが、商業運転となると一転して顧客側に設備の所有が移り、顧客主導で運転が進められていきます。

複雑な設備なので運転を進めるとトラブルが発生し、それを解決しながら一歩一歩、最終製品が出る事を夢見ながら数ヶ月作業を進めていきます。

 

運転を進めていく途中で発生したトラブルは、請負業者の保証期間内のため責任を持つて対応をしないといけません。

運転全体を止めかねない深刻なトラブルの場合は大騒ぎとなり、顧客及び関係者からトラブルの原因・対策案・対応スケジュール等々の説明を毎日求めらます。

 

あるトラブル時は、詳しくはかけませんが、複数のトラブルが同時に起こり、かなり危機的な状況に陥り、顧客・関係者に大きな心配をかけてしまいました。トラブルの原因が特定できないのと状況が複雑であったため、報告を毎日求めらました。

 

顧客トップに報告するものなので、こちらのトップも報告の内容を事前に確認します。

我々のトップに何度も指摘されたの事は「5W1Hになってない!」

顧客トップが気にすることは、細かなことでなくて、何時直るんだの一点。

それ以外の説明はスケジュールの補足説明でしかないが、「5W1H」をちゃんとカバーした説明になるように書かれていないと不完全な説明になってしまいます。

 

トラブル報告をするときは、「5W1H」を忘れない事。

 

おまけに言うと、忙しい顧客に報告のプレゼンをするときは1−2枚のシートに収めること。 

担当の技術者への説明とは違う事を認識する事。いいたい事を言うのでは無く、聞きたいと思われている事を話す事です。

シンプルに結果を出す人の 5W1H思考

シンプルに結果を出す人の 5W1H思考