エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

空気を読む、先を読む、そして他に何を読む?

サラリーマン川柳の冊子を保険のおねいさんにもらった。

気になったのは、28位の「先を読め、先を読むより、空気読め」

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空気を読むとは、今の瞬間瞬間で適切な行動や発言がすること。いわゆるセンス。

打ち合わせや会話の中で、前後関係無しに思いつきや興味だけで発言すると、空気読めないなあとひんしゅくをかう。人の話を理解できない馬鹿か、もしくはあまりにも周りに気を使いすぎる性格で、人に嫌われないように発言しようとすることしか考えていないから的外れなことを言ってしまう。

対策:わからないときは黙って居ること。喋ると馬鹿がバレるので、わざわざ喋って馬鹿を証明しないこと。沈黙は金。

 

先を読むとは、現時点の状況から将来を予測して準備すること。洞察力。

これは頭が良いだけではなかなか出来ないでい、経験が必要。漠然とした経験だけではダメだけどね。

 

他に何を読むべきか。

先を読むには頭の良さは必要であるが、同じくらい経験も必要。

自分で全ての経験をすることは時間と機会が少なく限界なので、会社であれば過去の先人たちの報告書やレポートを読む。赴任報告書や出張報告書の類。よく書かれた報告書を読めばそれは先人達が経験して感じてきた事を共有できるのです。一般的に世の中に出回って居る技術本は学術的であっても、実務や経験に基づいたチップスは書いていない。読まないよりは読んだ方が良いが、実務には期待したほど役に立たない。

 

 空気を読む = 現在

 先を読む = 未来

 報告書、レポートを読む = 過去

 

前に何度か書きましたが、時間は存在しません。

この2−3年の僕の周りに起こった不可思議な現象を見て居ると、過去の疑問が後でつながるのです。

過去のレポートを読むことは、過去の自分にトラブルを伝えることにつながっているのかもしれません(ちょっとSFぽくなってしまいます)。

 

未来は変えられませんが、未来を予測して適切な行動をとることは必要です。

 

 「先を読め、先を読むには、空気と過去も読め」

 過去とは記憶にあるもの、未来とは記憶に無いものでの差でしかない。現在はその接点にすぎない。最近、身にしみてこう感じる。