エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

デフォルト値

プログラミングでデフォルト値と言えば、入力を省略した時に自動的に使われる値の事を指しています。

 

入力ができない時にも、それなりの常識的なデータ(デフォルト値)を用意してあってそれを代わりに入力データとして使う偉い機能です。

 

プラントの基本設計の仕事で設計にどれだけのマンアワー(人数掛ける時間)が必要なのか見積もりする時に、関係する場所全部に自主的にマンアワーを出させると、似た作業でも部署間で大きな差が出ます。

 

なぜ、経験豊富な人たちが積算をするのにバラバラになってしまうのでしょうか?

それは基本設計のような大枠を決める作業は、そもそも要求がはっきりせず、はっきりしないからそれを決めるためのものが基本設計で、人それぞれ考えが違ってしまうのです。

 

そもそも要求がはっきりしないような仕事の見積もりは、取りまとめ責任者が想像力を発揮し要求を描き、まず自ら各部署のマンアワーを重要でバランスを取り、デフォルト値を決めてこれで出来るかと問うのです。

それが出来ないような取りまとめ責任者では、出てきたマンアワーが妥当なのかも判断できません。

 

大規模な仕事は、仕事を細切れに細分して、それぞれを担当が与えられたものだけを確実にこなせば、論理的には完成します。

しかしこんな事は現実にはありません。物事は計画通りには行かないし、素人や間違いを犯す間抜けが混じっています。それをカバーする為に数倍の労力と時間がかかります。

 

見積もりも、実際の仕事も積み重ねだけではうまくいきません。全体感とバランスです。

各担当よろしくやってねと責任分散しても各担当は全体感を持たないので、うまくいかなきのです。

ややこしくなってしまいましたが、要はデフォルト値(常識)を持ってないとちゃんと計画立てられないと言いたいわけです。

 

デフォルト値を持っていない取りまとめ責任者は悲劇を起こします。