エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

どう見ても意味のない仕事を頼まれたら

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基本設計の仕事は、顧客の要望に合わせて、最適な設計をすることにあります。最適とはコスト優先、納期優先、信頼性、生産量最大化、競業より優れているとかケースバイケースです。実際にはコストを下げる努力は必ず言われますが、、、

 

最適解を求めるため、比較検討を行います。複数を並べてコストや性能を比較します。

最初からやる事が決まっている比較検討は当然やるのですが、設計が進むにつれて、細かな箇所にも比較検討をした上で決定したいから、比較検討してくれと要求が出てきます。

比較検討しなくとも、最適解は明らかなことも多いのと、比較検討したところで、その結果を見てもどうせ決められない人は決められないのだから、その比較検討は無駄作業になってしまいます。

 

他に優先度の高いやる事があり、無駄になる比較検討作業は出来れば断りたいものです。

 

どんな言い訳で断ったら良いでしょうか。

 

忙しいから出来ませんと言っても、許してもらえません。なぜなら頼む側から見たらやって欲しいので、人を増員するなり、他の仕事を後回しにするなりしろなんです。なかなかゆるしてもらえません。

 

それでは、その検討は無駄だからやる必要ありませんと言えるでしょうか。相手がお客さんや偉い人だったら、なかなかいえませんよね。

 

諦めて、やるしかないでしょうか、、、

いいえ、大丈夫です。そもそもやる意味のない事をなので、やる意味があるかを相手にもう一度考えるきっかけを与えるのです。

それは、金と時間です。

この比較検討作業には、2ヶ月の時間と300万円のお金がかかりますと、具体的にやや大きめなインパクトを伝えます。決して相手がやりたいと思っている作業の内容が意味が無いなんて言ってはいけません。

相手がそのお金と時間をかけるだけの意味がある検討か考え始めます。お金がかかるとなると、相手も上司に承認を取らないとなりません。

結果はおそらくやらなくて良いとなるでしょう。そもそも不要だったのですから。

 

忙しい時に、どう見ても無駄な仕事を依頼されたら、内容を批判する事なく、お金と時間のインパクトを伝えましょう。