写真は水を抜いた城山湖。
先週、ドライブがてら見に行ってきた。
年末までメンテナンスのために湖底が見えている。写真に見えているのは多分水力発電の水車に送る水の取水口。
この城山湖に、下にある津久井湖の水を余剰になっている夜間電力を使って、夜の間に水を揚水している。そして昼間の電力が多く必要になるピーク時に降水して発電を行なっている。
電力は貯めることが難しいので、水を揚水して別の形で電気を貯めているのである。
発電設備に限らず設備というものは如何にピーク需要をこなすかで設備の大きさが決まってしまう。電力であれば平日の真夏でエアコンと工場設備がフル稼働している時。特にガスタービンは大気吸込み温度が上がると発電能力が落ちるので一層ピークで役に立たない。
鉄道であれば朝夕の通勤ラッシュ。高速道路は朝夕と長期休暇時。ピーク時に完全対応すれば、利用者は快適だが、オフピーク時に設備や人が冗長になりコストアップになる。
派遣社員や外国人労働者の受け入れを増やすことをピークセーブとして行われているが、人間としてそれをやられることはやられる身としたらほんと嫌だと思う。
世の中ありとあらゆるものを見直して、ピークセーブすることが理想。
しかしなかなか難しい。
企業が休日をずらせば、別の企業で働いている家族や学校に行っている子供と休みが合わない。
完全なるフレックスタイムにすると打ち合わせ時間が中々合わせられない。そもそも遅く出社すると怠けていると感じられる風潮がまだ多いので許容されない。
ピークの山が高いと反対にピークの谷は深い。
ピーク谷に外出した時の快適さは忘れ難いので、個人だけピークをずらした生活をしたいのが本音である。
地球の歩き方JAPAN ダムの歩き方 全国版――はじめてのダム旅入門ガイド (地球の歩き方 JAPAN)
- 作者: 萩原雅紀,地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2018/03/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る