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エアコンの温度設定をなぜ間違えたか

 

先日、熱中症でお亡くなりになって発見された老人のニュースがあった。

エアコンはつけていたが、温度設定が31度になっていたとのこと。

 なぜ、こんなことが起きてしまうのだろうか。

前に母親がエアコンや床暖房の操作をいくら説明しても理解できなかったことがあったので、理由はよくわかる。

 

エアコンは冷房モードでも暖房モードでも、目標の温度を設定する。それに加えてパワーを大中小、そして風量を大中小調節する。 つまり3つの設定の組み合わせとなる。

 

これは電気製品の操作が苦手な人やボケ気味の老人には難しい。

 

温度設定のボタンは大体、上の写真のように「上下の矢印」で目立つ大きなボタンになっている。 頭が錯乱していると、暑いから冷やそうとして、冷房を強くしようとして『上矢印」の方を押してします。

数字がリモンコンに表示されているからわかるだろうと思われがちだが、視力が落ちてきいると数字はよく見えないし、それが目標温度とは知らないか、勘違いする。 

大きい数字の方が強い冷房になると信じて。

冷房と暖房時の矢印ボタンの使い方が逆になるから混乱するのだろう。

 

おそらく普段がから間違った設定をしていたのだろうが、これほど暑いことがなかったので、死ぬところまでにはならなかったのだろう。残念。

 

それでも、「冷房」と「暖房」のボタンの押し間違えはしない。

今後同じ事故を起こさないために、冷房の設定温度は最高で28度までしかできないようにロックする機能をつけるべきだろう。暖房は22度までとか。 チャイルドロックとして初期設定で出荷する。

 

電気製品の仕組みがわからず、エアコンがない時代、扇風機しか使ったことが無い世代は、おそらくエアコンの温度設定のことを理解しないで適当に操作しているのではないだろうか。 なんとなく気分で数字を上下している。いくら説明しても理解できなくなっている。

 

リモンコンのスイッチ、エレベーターのボタン、切符の券売機は国々で違う。

それは最初に慣れ親しんだ方法で決まってしまっていて踏襲しているのでしかたない。

 

ガラ携のショートメールまでは使えるが、スマホになったら機能が多くて、いくら簡単スマホとしても使えなくなってしまうだろう。機能を絞るなら外見と機能は老人でも使い慣れたガラ携のがいいだろう。

 

メーカーは、エアコンのリモコンの設計は見直した方がいいだろう。