エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

「DBA」

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 日本で我々は子供の時は親の言うこと、学校では先生の言う事、部活では先輩の言う事、会社では上司や偉い人の言うことを聞きなさいとずっと言われ続けてきた。

おかしいと感じて心は反発していたかもしれないが、絶対に逆らえないと思い込んで来た。

 

親や先生や上司が完璧でない事に気がつくのは、成人して何年も経ってから。

それでも長年洗脳されてきたので、おかしな指示でも逆らうことは出来ない。

また最悪なのは、与えられた指示がおかしくても気がつかないようになっている。

 

特に最近は若者はより素直でいい子になっている。なので、

若者には「上司や国が言っていることの半分はおかしいから、話半分で聞け」と言っている。

話の背景や目的をよく分析して、批判的に考えてから行動しろと。

指示が間違っていてもそれを受けておかしな結果になったら、上司も会社も誰もかばってくれないぞと。まず自分でよく考えろと。

「DBA」だ。Don't Believe Anybody.

 

仕事が出来ない人は、毎回おかしな行動をとる。なんでそうなると問いただすと、

答えはいつも「上司の〇〇さんに言われました」。つまり自分は言われたままやっただけなので責任ありません。どうしてそうしないといけないかを考えるのは私の仕事でありませんと、、、そんな時は上司に死ねと言われたら死ぬのかと、言いたいのですが最近は我慢して言わないようにしています。時代が時代なので。

 

 

大規模プロジェクトは、複雑だ。

上司は正しい指示を出来ない。上司には上司そしてまた上司がいる。伝言ゲームだ。

皆、自分に責任が無いような守る事が第一となってしまう。無理もない。

 

サイズが10倍なら、仕事を細かく分けて10倍の人を掛ければ出来るのだろうか。

有能な人材の数は限られている。増員されるのは素人と無能がかなり混じってしまう。

彼らが大人しくぼーとしていてくれれば害は無い。しかし何か仕事をやらせてしまうと、遅いしミスはするし間違える。その後始末で有能の時間が浪費されてしまう。デリケートな問題でもあるのであまり公表されていないが大規模プロジェクトの問題点である。難しいプロジェクトは少数精鋭が基本だ。アポロ計画だってスペースシャトル計画だって素人や無能を入れていたら成功しなかっただろう。

 

宇宙計画と民間のプロジェクトを比べるのは酷だが、日々想定外の問題が発生するプロジェクトは各々が適切な判断と処理能力を持った人選、少なくとも適材適所は必要である。

 

それでも人が足りないから、おかしな指示が出てくる。

 

上司も会社も誰もかばってくれないぞと。自分でよく考えろと。

「DBA」だ。Don't Believe Anybody.