去年話題になっていた「TENET」恥ずかしながら映画館で見ていなかった。
NETFLIXで見れるようになったので、遅かれながら観た。
内容の説明はあちこちに書かれているので省くが、一言で言うと時間を逆流する装置が未来から送られてきていてそれを使って人類を滅亡から救おうという設定。
タイムトラベル物はSFの定番でこれまで多数見た方が、時間を逆流する設定の映画はなかったと思う。映画になってなくとも小説はあったのかもしれないが。
大惨事が起こらないように未来や平行宇宙から助けが来る事とTENETも同じなのであるが、逆流と言う動きが理解しづらい。よく考えてはいけないのかもしれない。
TENETでは、悪魂が爆発を起こさないように爆発物を無力化する作戦を、通常生きている正時間のチームと逆行する時間のチームが協力して遂行する。
逆行チームは爆弾が落ちてくる位置やタイミングを知っているので正時間チームに情報を与えながら作戦は進む。2回観たが正直、戦闘の場面はよく理解出来ない。
困難な作戦は大規模プロジェクトの遂行と直ぐに絡めて考えてしまう。
TENETの場合は正時間と逆時間の連携。我々の生きている世界は正時間しか無いので、未来からアドバイスはもらえない。
しかし大規模プロジェクトは一つ一つは条件は違うが、歴戦を経験したベテランから見ると将来はかなり見えているはず。それが見えないような、そのベテランはボーとこれまで言われたことしていただけなのだろう。
歴戦を積んだベテランはTENETの逆行チームのつもりで若者の正時間チームをとにかく導くことに命をかけて特化すべきであろう。
時間と空間、現実世界ではSFの様には絶対にコントロール出来ない。
しかし考え方や勇気を沸かせるには、時々、時間と空間に関して妄想する事は良い物です。