エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

FOR ALL ENGINEERS

最近、元気が出ない。

 

エンジニアは本来、新しい物を開発したり困難なプロジェクトに挑むことで辛くともそこから楽しみを感じてやってきた。

どうも最近はビジネスとして採算ばかり気にされてリスクを取ることは許されないし、コストとスケジュールを管理される。コストとスケジュール管理は基本なので昔から行われているが、最近はエンジニアなのに技術に興味がなくただスケジュールを追うことだけをしている人員が増えたようだ。折角、一流の大学や大学院まで出て来たのに、技術に興味を持っているように見えないのである。どうしてエンジニアになったのか、何に興味があるのか、何をしたいのか問いただしたくなるが、パワハラで注意されそうなので抑えている。

 

今回、元気が無いエンジニアが見るべき映画を紹介する。

 

APPLE TV+で配信されている「FOR ALL MANKIND」。もし、ソ連が先に月面に人を送り、宇宙開発競争がそのまま続いていたらどうなっていたかのSF。月面基地を作り、火星に人を送るところまでを描いている。シーズン1から3まで全30話の長編なので人間ドラマも含み非常におもしろい。とくに先の展開が予想を覆すことが多く驚く。技術的には物凄い飛躍をしていないので実現可能なレベルとして単なるSFとして出なくドキュメンタリー風に感じる。宇宙開発は命と夢を賭けた冒険であるので、夢を失ったエンジニアが見ると勇気とやる気が湧くはず。 おすすめ。


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次は上層部からの圧力に屈して事故が起こった映画。

プロジェクトが遅れてくると、安全度外視でとにかく進めろと命令された時に思い出してほしい。止める勇気は大事。


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FOR ALL MANKINDでは、チャレンジャー号の事故はO-RINGの硬化問題を事前に対策して防いでいた。O-RING硬化の懸念をエンジニアから指摘されていたのに、それを無視して打ち上げのスケジュールを優先して起きてしまった事故。これもその後、エンジニアだけにとどまらず愚かな判断事例としての教訓となっている。


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どうしてエンジニアになったのか、もう一度思い出して見よう。