エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

勝てない喧嘩はするべきでないのか

街で危ない奴に絡まれそうになったら、一目散に逃げる。よほど腕に自信があっても、刃物を隠している可能性は高いし、周りに仲間がいるかもしてない。勝てそうでも危ない奴とは関わっては行けない。

 

悩ましいのは他人が危ない奴に絡まれている時、どうするか。見て見ぬ振りはその後、気になり心が痛む。大きな声を出すならして周りに助けを呼ぶ事だろう。それ以上は状況次第。

 

大型プロジェクトは関わる会社も人も多いので、絶えず調整と交渉ばかりだ。スムーズに計画通りに行く事は100%ない。計画通りに行かない事は経験者であれば身にしみてわかっている。うまく行かなくとも、最悪の事態には陥らない選択が基本だ。希望的選択をしているとその内に最悪の結果になる。

 

問題が出た時に、どんな選択をするか議論になる。議論と言うものは、本来、皆が対等な立場で行うものであると思うが、実際にはそんな議論はまずない。同じ会社ならほぼ年功序列で役職が付いているので、下は上に物を言いにくい。売り手と買い手なら、売り手はお客さんの立場の買い手には強く出れない。上の立場は、必要以上に高圧的になりがち。

そんな立場の違いがあるので、大体は上の立場の意見が通ってしまう。余程のことが無いと、下の意見は通らないだろう。

下の立場は、自分の意見が正しいと自信があっても、怖い人に逆らいたく無いこともあり、黙っていることが多い。

 

これは、まずい。

 

意見は通らなくても、上の立場の意見がおかしければ、自分の正しいと思う意見は言っておかないとならない。

しかし上の立場、特に人事権を持っている人と喧嘩をする事は、得にならない。

喧嘩はしてはならないが、正しい意見は言っておかないと行けない。誰も何も言わなければ、間違った意見であること永遠に上は気が付かないかもしれない。

とにかく、勝てない喧嘩でも意見は言う事。沈黙は悪。