昔からよく考えていることだけど、人間の短所を無理に直そうとすると、その人の良いところまで一緒に消えてしまうことが多い気がする。それはきっと、長所と短所が全く同じ一つの性質の「裏返し」だからなんじゃないか。自信はないけれど、そんな気がしてならない。
人間の性格だったら「まあ、それも愛嬌か」で済ませられるけれど、これが「設計」の話になると本当に困る。短所を抑え込んだ結果、一番の売りだった長所まで消えてしまいました、では話にならないのだ。
もしこれに対する画期的な解決策がないのだとしたら、結局は泥臭くバランスを取るしかないのだろうか。自分が我慢できる限界のギリギリまで短所を小さく抑え込んで、残った長所がどれだけ機能するかは、成り行きに任せる。
物作りのリアルって、実はそんな風に折り合いをつけることの連続なのかもしれない。