信頼性がある機械およびシステムとは
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類似使用条件下での類似設計の連続運転実績
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的確なスペアリングフィロソフィー
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設計、製作組み立て、据え付けでの品質維持(サブオーダー品、コンポーネント含む)
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故障が発生しても常に安全な状態に移行できる
実績があるものしか使ってはいけないのなら、進歩が無い?!
もっともな意見であるが、実績がない物でチャレンジすべき所を間違えてはいけない。例えば今までの2倍の生産量のプラントを建設することになった場合、その中の機器を実績の大きさの範囲で選ぶと機器数が2倍になってしまいプラントをスケールアップしたメリットがなくなってしまう。なので実績を超えるサイズの機器を新たに設計してチャンレンジをすることは意味がある。心臓部の高価な機器を新規に慎重に設計し検証してチャレンジすることはコストメリットが大きくチャンレンジは意味があるのである。
反対に周辺機器のさほど高価でない機器に、安かろう悪かろうの機器を新たに採用して安く買えましたとチャレンジしても全体に対してコストメリットは小さい割に、そこに故障が起きれば全体の稼働率が落ち、プラント全体の信頼性を落としてしまうことになるのである。
繰り返すと、チャレンジするところを間違えるなです。
どうしても実績がない場合は、ノベルティーとしてデザインベリフィケーションを行ない、追加のテスト等のステップを踏み検証し信頼性を確保する。
いつもの設計から変更する場合は、変更による影響をよーく確認すること。 見逃すと反 対に信頼性が落ちる。
進歩のためチャレンジは必要だが、信頼性の確保が最優先。
FAILURE IS NOT AN OPTION.
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