先週、中国に出張中、息子から爺さん(私の父親)が危篤だとラインに連絡が入った。(中国はグーグルとラインは規制されていて非常に繋がりにくいがVPN設定をしておいて助かった)
数日前に転んで顎を強打し顎が骨折し入院していたが、意識もあり元気だったのでまさかの連絡だった。
心肺停止で発見され、蘇生されて心臓は動き始めたとのことだが、全く意識がなくなり深い昏睡状態だとのこと。転んだ時が原因で脳や身体に怪我は無いと言われていたので、家族も病院も皆、予想もせずに驚きだった。
心臓が止まり酸素が五分でも脳に行かなければ大脳はやられてしまうので、残念ながらどうしようもない状態であると諦めざるを得なかった。僕は仕事をなんとかその日1日でまとめ上げ、繰り上げて帰国し空港から入院している病院に直行した。息子が車で空港まで迎えに来てくれたので、途中様子もきくことができた。
息子は普段はぶっきらぼうであるが、今回は婆さん(私の母親)を支えて非常に良くやってくれている。
父親はICUに入ったまま手厚く看護されているが、意識は全く戻る気配がない。呼吸は自分の力でだけでは弱いようなので管を鼻と口から突っ込まれて、舌は潰瘍ができ始め痛そうだ。感じてなければいいが。
ただ顔色はとても良く、意識が有った時より、健康そうに見える。
苦悩や悩みが消えたから、表情が穏やかになったのかもしれない。