エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

エンジニアの根回しのセンス

 面倒くさいことや意味がないことが苦手なので、「意味がない」が口癖で嫌われ気味です。 ものを頼んでくる人も、うすうす意味が無いことを感じているので、「意味が無い」とはっきり言われてしまうとカチンとくるみたいです。

 

会社でよくわからないのが根回し。

なぜかというと誰が関係者か訳わからないときありますし面識ない人も多く、面倒くさい。あっちこっちに同じ話をして回らないといけないし、そもそも自信のある話は議論を会議でガチでしたい。議論することにより別案が出てくるかもしれないし、いろいろ発展する。根回しは前もって、邪魔をするなよ言いに行くようなもので、それでは本番でまともなな議論ができない。だから根回しは基本しないが理想だと思っています。例外として僕はよく誘導はします。自分がやりたい方向に相手の気持ちを雑談や何気ない会話に混ぜながら。これも広義の根回しですね。

それでも役員クラスまで巻き込む議論は根回しをしないといけない風潮があるみたいでなんでそんなに気を使っているのだろうと不思議に見ています。役員になるような方は会社の中でとりわけ優秀なので選ばれている(はず)なので、その方にはできるだけ生の精確な情報をお伝えして判断して欲しいのです。 中間に気を使う人が挟まると情報がそこでフィルターがかかってしまうことがあるのです。中間飛ばしていきなりトップに話をするのを嫌う風潮はあるようなで、ケースバイケースで行動しておかないと嫌いな面倒なことが起こることになりそうなので注意が必要です。判断基準はメンツを潰されたと思う人がいるかどうかが一つです。

 

まとめると、

1)意味が無いとわかっていても、その意味が無いことを一生懸命にやっている人に面と向かって「意味が無い」なんて言ってはいけません。嫌われます。嫌われてもいいけど。

2)役員クラスまで巻き込む話で根回しなしで、ストレートに行動すると困る人が出るみたい。でも真っ当な議論をするためには、時にはストレートで勝負。目的の為には面倒になってもやむなし。まあ人のメンツはなるべく潰さないようにできればすること。

3) 自分の考えが間違っているのが判明したら即座に素直に方向転換すること。

 

いつも、目的目標を忘れずに。

 

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リードエンジニアのセンス リーダーの条件

 大規模プロジェクトは何百人もの色々な専門分野のエンジニアが関わります。各々の専門分野毎にチームを作りその中の一人がリードエンジニアとなります。リーダーは経験豊富で一番の年長者がなることが多いです。

リーダーになるための条件がライフハッカーにありました。とてもシンプルで気に入ったのでリンクを貼って置きます。まさに僕が日々心がけてること......できてないけど。

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肩書は関係ない! 真のリーダーになるために必要な「7つの条件」 | ライフハッカー[日本版]
http://www.lifehacker.jp/2016/08/160829great_leader.html

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実際の仕事となると、社内の独自ルールや社内の人脈に通じていないとなかなかスムーズに事を進められない時もあります。ですがそんなことはたわいのないことで、チームに社内ルールに明るいメンバーを混ぜれば良いのです。リーダーは自分に足りないものがあるなら、それを補完してくれるメンバーでチームを作るのです。僕の場合はとにかく面倒臭いことが苦手なので、それやってくれるメンバーが必須です。まあ、ブログなんて冷静に考えると面倒なものですね。愛でしょうか。

 まとめると、

1. 真のリーダーになるための七つの条件を一読してみてください。

2. リーダーはよくバランスが取れたお互い補完しあえるチームを作ってください。

3. 良いチームが出来れば辛い仕事も楽しくなります。これ大事です。

 

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トラブルシューティングのセンス2 行き詰まったら

10月2日に書いたトラブルシューティングの方法に関して、書き忘れたことがあるので補足します。

トラブルの原因究明は似たトラブル経験が過去にないと考えただけではなかなか断定は難しいものです、もしくは全く原因の候補も出てきません。社内の身近な人間だけで、知恵が出ない場合は、社外の知見がある人(他のメーカー等)に相談するのが次の手です。相談する相手は誰でもいいわけでなく、知見があってセンスがあって、一を聞いて十を説明してくれるような人でないと良いアドバイスは出てきません。そのような人々と繋がっていないといけないのですが、どこの誰が良いアドバイスをくれるかも普段から積極的に社外活動を心がけていないとわからないものです。社外活動は自分の所属する業界への奉仕が大切で、その奉仕への見返りとして情報が集まってきます。待っているだけでは寄ってきません。

 

まとめると、トラブルシューティングで行き詰まったら、外部のセンスある有識者に相談すること。その有識者とのつながりを作るために日頃から外に出て奉仕をしておくことが必要。

 

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仕事はセンスとスピード感だが、ギターはリズム感が命

 仕事はセンスとスピード感を身に付けることが技術を身に付けるより大切ですが、ギターはリズム感が命です。五年間クラシックギターやってますが、最近になってやっとわかったです。

僕は子供の時からスキップや縄跳びやフォークダンスがどうしても上手くできなくておかしいなあと思っていました。これって先天的にリズム感がなかったことが原因で、それなのに楽器をやろうとしたのが無茶だったみたいです。

この一ヶ月は音の長さに注意して練習していますが、時々正しい音の長さと間隔で弾けると凄く気持ち良く感じました。意識的に努力すれば素質なくとも少しはましになるようです。

 

まとめると、仕事のセンスとスピード感の素質がなくとも意識して練習すればましになります。ブログではそのコツについて今後は考えて書いていこうと思います。

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 写真は愛器のギター。

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営業プレゼンのセンス 2

会社紹介や製品紹介のプレゼンを受ける立場のマナーに関して。

プレゼンを受け入れたからには、お互い時間を割いているのであるので、何か得るものを探す気持ちが大切である。

会社紹介の場合は会社の生い立ちや主要顧客やマーケットの話は直接関係なくとも聞いて損はない。

製品紹介、特に新製品はメーカーもどのような所に使ってもらえるか関心があるので出来るだけ具体的に考えて上げる。とにかく興味がなくとも興味を持って質問する事。頭の訓練にもなるし、相手に対する礼儀である。

ドイツメーカーはプレゼン自体は地味だが、日本人には思いつかない発想の設計を持ってくるので感心する。

色々な国とメーカーからプレゼンを聞くのは自分のプレゼンにも参考になる。

 

まとめると、プレゼン受けるときは興味を持って質問をする事。質問をする良い訓練の機会であるし、礼儀でもある。

 

 

エンジニアとボブディランの関係

誰もが予想しなかったボブディランのノーベル文学賞。歌詞も含めて文学とすると伝統的な文学作家がかわいそうな気もするが、まあノーベル文学賞目指して作家しているわけでないから、選定はノルウェーの好き勝手でいいでしょう。

 

エンジニアならベストセラーになったスチーブジョブズの上下巻を買って読んだと思いますが、その中でスチーブジョブズのボブディランに対する憧れがあります。若いスチーブジョブズはボブディランの昔の彼女と付き合い真剣に結婚したかったくらいボブディランに憧れていた。ただ彼女がかなり年上で既に40歳を超えていたので子供が作れないなで諦めたとか。 ビートルズも好きなスチーブジョブズのであるがそれは基本ジョンレノンが好きなのであろう。

 

ボブディランやジョンレノンの影響はスチーブジョブズを始めとする反骨、技術革命家に大きい。

 

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 おまけ:-

受賞スピーチ

http://amass.jp/82088/

 

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エンジニアと村上春樹の関係

 今日あたりノーベル文学賞が発表される。村上春樹ブックメーカーのトップらしい。過去に何度か期待されていたので今回は期待されていますね。

村上春樹の本や行動は科学技術やエンジニアの思想に影響を与えるものはほとんど無い(断言していいかなあ)ので、エンジニアは村上春樹を読んでなくても問題ないと思ったら、負け。

海外に出張に行った時の昼飯夜飯の時の雑談と言えば、歴史からエロそれと旬な時事ネタと幅広く、日本人としては最低限日本の事を説明できないと恥をかく。

もし村上春樹ノーベル文学賞を取ったら、彼は海外でも有名だから、日本人のはあなたは夕食の席で、どの本が好きかと聞かれるかもしれない。その時に読んでないと言えば、話は発展しないし、教養の無いつまらない人と思われるかもしれない。

経済、科学技術では日本は欧米から学びかなり追い越したが、まだまだ人生の楽しみ方やコミュニケーションに関しては幼稚な部分が多い。教養を広めておくことは決して無駄では無いので本は幅広く読んでおく事が必要です。

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村上春樹ノーベル文学賞とれるだろうか。

 

 

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営業プレゼンのセンス

欧米、国内のメーカーから毎月売り込みのプレゼンを受けていますが、営業プレゼンは海外メーカーの方が圧倒的にうまい。

 

欧米メーカーに出来て、国内メーカーに出来てない事は、

1.  欧米は一人もしくは最小限で全てこなすが、日本は大人数でくる。しかし話すのはその中の一人か二人。

2. 欧米はプレゼンが慣れていて上手い。日本人のは日本語でも慣れてなく下手で聞いていて代わりたくなる時がある。欧米人は相手の様子を伺いながら話を臨機応変に調整している。

3. 欧米は過去のプレゼンやいろいろな資料をパソコンに詰め込んできて、質問に対して即座に資料を開いて説明してくれる。

 

 日本の会社は工場の人たちの品質を守る姿勢に支えられていると思います。そこは欧米より格段に優れています。ただ設計や営業の人はどうも自分の会社の社内対応で疲れてしまっていて、新しいチャレンジができないのではないでしょうか。日本の会社は内向きの無駄な作業が多いような気がします。

 

まとめると、

営業プレゼンはできるだけ少人数で、聞き手の様子を伺いながら臨機応変に内容をその場で調整しする。過去の資料はすべてパソコンにコピーして置き直ぐに出せるように練習しておく。

 

日本メーカーの健闘を祈ります。

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上司を真似る部下のセンス

昨晩のしくじり先生杉田かおるが出ていた。

彼女は天才子役として一斉を風靡した後、子役のままでは限界もあるし金も稼げないので、13歳で独立し事務所作ったりアイドル目指したり女優を目指していた。問題は彼女の気性が激しく周りの大人たちを振り回す暴君であったがために、しくじりを繰り返してしまった話であった。

 

彼女の性格と環境が要因であるのは確かであるが、暴君を助長してしまったのは幼い彼女が見ていた大女優たちの振る舞いであったようだ。大女優は現場では絶対であるので、一部の性格の悪い大女優のわがままな振る舞いを見て、杉田かおるはそうするものだと勘違いしてしまった。大女優の全てを理解して真似するのなら良い点もあったのであろうが、目立った悪い点だけをまねしてしまったのである。

これに似た事は会社でもあります。暴君でも能力的に一目を置かれる上司を見て育った場合、部下にその暴君的な点だけが身についてしまい、部下がとんでもない社員に育ってしまうのです。そもそも暴君であっても有能な上司は、有能があるが上に周りからもみとめられていますが、また見えないところでは周辺に意外に気を使っています。凡庸な部下は有能なところはなかなか真似できないので、暴君的の表面的な所だけ身についてしまい、周りに嫌な思いをさせて、あいつとは仕事したくないと言われるようになってしまいます。

 

まとめると、部下は上司のやり方を真似しますので、暴君の上司はご注意を。

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捨てるセンス

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アマゾンの読み放題に片付けの本があったので読んでみた。著者のこんまりさんの事はなにかで知っていたが、読んだのは初めてだ。僕は子供の頃から片付けが苦手で、今でも会社の机は上も引き出しの中もおそらくなくても良いものでぎっしり、いつか片付けようと心の中ではいつも片付けは重しになっていた。

しかし、これは片付けのテクニックだけの本では無かった。テクニックよりも心理学と思想。一番ドスンと来たのは、

 

"物は掴んだ時にときめくものだけ残す"

 

掴んだ時の心に従えば、自分が何に一番好きなのかがわかる。片付けは自分の再発見なんだと。

スチーブジョブスもアップルに戻ってやった事は、まず商品の冗長化を捨てて整理した。一般用、プロ用、ノート、デスクトップとマトリックスにして四つに絞った。シンプルにした。

自分の好きなものを再発見して、極限までシンプルに研ぎ澄ます。

エンジニアの仕事も、好きな分野で熱意を持ってないと良いものは出来ないし、徹底的に時間と手間をかけた試行錯誤を重ね妥協をせず、冗長性を排除しシンプル出なければならない。

まとめると、

捨てるということは自分の再発見。 片付けの時に一瞬思い出して欲しい。

 

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スペックを読むセンス

女性が結婚相手の条件として、年収1000万以上、身長175cm以上、長男で無い等々を言いますが、この様な無茶な要求のことをスペックと言います。

こんなスペックを突きつけられたら、おそらく独身適齢期の男は99パーセント脱落してしまうでしょう。

このスペックを見てダメだと諦めるか、それともなんとかなると思うか。これが今回のテーマです。

概して言われたことを真面目に受け止める人間は、条件に合わないと諦めがちである。諦めるのは早い。現実にはスペックを全部満足する人間がほとんどいないので、まだチャンスは残っています。満足できなくても問題ない説明、代案、他の有利な点を出せば良いのである。上の例であれば、年収は700万だが会社は一部上場で安定していて昇給は確実にする、身長は足りないがバランスが取れて健康、長男だが親と同居の必要はない等を出せば、スペックに会っていなくとも、フィーリングが合えば女性はまあいいかと思うかもしれない。

仕事もスペックにどんなことが書かれていようが、自分の製品の特徴を売りにして、スペックに合っているかなんてことは大して重要でないと顧客に思わせるようにすること。

 

スペックをどこまで守らないといけないの判断は、現実にはスペックを自ら作成できる能力が無いとなかなか難しい。スペックにミートすることがとても大切だと思っているようなすっとこどっこいだと、後々大きな問題を起こす。なぜならスペックには間違いが多数含まれているからである。

スペックがおかしいと感じたら、デビエーションを出し、具体的理由なくリジェクトさららようなら、もう一度理由を膨らましてデビエーションを出せば大体オーケーされるものである。

 

まとめると、具体的理由なくリジェクトされたら、もう一度出し直すこと。そうすれば、大体仕方ないとオーケーされる。

 

女性に一度振られて、もう一度チャレンジするとストーカー扱いされる危険があるので、ほどほどに。

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エンジニアのコミュニケーション

エンジニアはシャイが多いので対人コミュニケーションは苦手。

自分の事を思い出して何故そうなのが考えると、理由は自信が無いから。

 若い人で、対人コミュニケーションが苦手だなあと感じている人も、歳を重ねて仕事の知識と経験が増えて自信が出て来れば、自然とコミュニケーションはうまく出来るようになってきます。

無愛想でもこの道の専門家なら、相手の方から話をありがたがって聞こうとしてきます。対人苦手ならテクニックでコミュニケーションしようと無理せず、専門分野で第一人者になる事で、その分野では負けない自信を持つ事です。

ただ専門分野で自信を持つまでには時間がかかるので、そこは難点です。

 

 若い人がコミュニケーションが苦手でも思い切って自分から電話かけたり会いに行くことは大事。エンジニアは教えるのは基本好きだからペラペラ色々教えてくれる。そこから、会社や利害関係を超えた師弟関係や愛が生まれる。

一方、初対面で話しかけられた時の最初の返事は大事。そこでトンチンカンなこと言うと、こいつ馬鹿だなと烙印押されてしまう危険あり。一旦着いた印象はなかなか取れない。そうならないためにも自分から話しかけて始めて、想定外の会話にならないようにして、しくじるこを防ぐことは対策なります。

迷ったら行動、失敗しても後悔しない。ただ悔いるのみ。

 

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新人教育のスピード その2

人間誰でも特徴があるので、それが場面場面で長所として現れたり短所となったりしています。

長所と短所は裏返しでもあるので、短所を治そうとすると長所が死んでしまいます。会社は個人でなくチームで仕事をしているので、私の部署はあえて短所はそのままで良いとかんがています。

人間、そう簡単には変われません。長所を褒めておだてて伸び伸びと仕事をして貰えばどんどん伸びます。短所は指摘されると誰でも落ち込みます。指摘されてもそうは変わりません。

とにかく、長所を伸ばす、長所が生きる仕事にアサインする。短所は目をつぶることです。

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新人教育のスピード

昔のおおらかな時代、新入社員は人事部から英語やマナーや社会人としての全般研修を受けた後、各々の部に配属され、そこでベテランに付いてマンツーマンでOJT で仕事を覚えて行った物でした。会議や出張はカバン持ちで連れて行ってもらい経験を積んで行ったものです。そうやって断片的な仕事を手伝いながら仕事の全体像を理解し、2年目の終わりぐらいから担当として仕事を任されるようになって、失敗を繰り返しながらもそれが経験となり五年でかなり一丁前になったものでした。

時代が変わり低成長の厳しい時代、そして何でも組織的にシステマチックにやろうとする曖昧さを許してくれない時代、仕事も複雑化し、新入社員の育て方は変わって来ました。カバン持ちで出張に連れて行くのもコストがかかるので減らされ、本来上司の仕事のやり方を見ながら学ぶというこう体験が減り、代わりに講習や勉強会はたくさん用意されました。しかし百聞は一見にしかず、かけない麻雀は上達しないと言われるように、教室での勉強だけでは実戦では戦えません。実戦の機会をなかなか与えられない状況が悪いわけで、最近の若者に全く責任はありません。

この2年前、急に思いついて、新入社員を即戦力として仕事が早くできるようにしようと教育に力を入れて見ました。会社は我々の部署にT大学やW大の素養抜群の新人を配属してくれるので、素材としては言うことありません。ただとにかく昔の若者と違って素直過ぎるので、パワハラ、セクハラを恐れることなく、もっと疑い深くなるように指導に心がけています。学校や試験と違い、会社の仕事は答えは一つでないし、答え自体ないかもしれない、そもそも問題が間違っていることも多い。ずるい大人に騙されてはいられないのです。

なぜ会社の偉い人はそんなことを言うのか、なぜ顧客はこんなこの指定してくるのか、なぜスペックにこんなこと書いてあるのか、なぜメーカーは言う通りにしてくれないのか等々をなるべく考えるようにさせています。

 

新人に何かやらせる時に、言っていることをまとめると、、

 1. 上からの要求は半分は間違っていると思って疑ってかかれ。

2. 要求されたことの目的をよく理解すること。それは何の為に要求されたのか。目的にあった回答を用意せよ。目的が分からなければ、遠慮なく聞け。場合によっては、一次ソースまで遡って聞け。

3.自分が理解できないことを人に依頼するな。

4. 会社は学校でないから、カンニングしていいんだ。昔似たことをやってないかさがしてみな。

 

日本人だけで仕事していると人がやらないからしょうがないやってやろうとなり、それは必要で美徳でもある。しかしそれは外国では、たぶんお人好しと取られているだろう。国によっては仕事を押し付けられるお人好しの日本人、ある国では人の仕事を侵略する迷惑な日本人となるかもしれない。この辺は外人とコミュニケーション取れる訓練もしておかないといけない。

 

ちょっと厳しい結論を言うと、もともとできる新人は何も教えなくてもなぜかできる。

反対に幾ら教えても出来ない人はなかなか出来ない。まあそのときは、人それぞれいいところはあるから、そこを伸ばす。良いとこだけ見てあげればいいんです。このテーマは次回。

 

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トラブルシューティングのセンス

 シニアエンジニアの仕事は、現場の不具合、設計変更、納期遅れの対応等、外部との交渉で非定型なものばかりです。ルーティンワークは経験の少ない若手や海外子会社で進めています。決まり切ったルーティンワークはマニュアルと雛形があれば八割型出来ます。方向さえ間違えなければ、気が効く中学生ならかなりできます。

反対に気が利かない院卒は負けてしまうかもしれません。厳しい受験競争と就職活動を勝ち抜いてきた院卒にルーティンワークを確実にこなす事を期待しているのではありません。我々の若手には将来のリーダーになるためのトレーニングとしてルーティンの仕事をやってもらっているのです。見込みある若手はルーティンワークを実験と捉えて改善案を出してきます。将来はますます労働集約的なルーティンワークは人件費の安い外国に移管され、その先は人工知能でますますルーティンワークはやらなくなって良くなってしまいます。 

正直言うとルーティンワークは大半の日本人には訳のわからないことを考えるより楽なはずです。日本人は小学生の時に苦痛な九九の暗記やドリルを延々とやらされ、考えないで与えられたものを疑問を持たないでもくもくとやることがDNAに刻まれています。そんな生い立ちなのに、答えがあるかないかもわからないトラブル対応なんてうまくできるはずがありません。でも、そうは言ってられないので、装置のトラブルを例に取って考えた見たいと思います。

 

装置のトラブル対応には二つの側面があります。一つは純粋に工学的にトラブル原因を見つけて出すこと。原因が不明で推理探偵の気分で悩むことが多いですが、エンジニアとしてはパズルのようで楽しい作業でもあります。もう一つは、顧客やメーカーとの対外的な交渉です。工学的に原因究明しようとしても責任回避で都合の悪い情報を意図的に隠されたり、ただわけもわからずに怒られたり急がされたり精神的に苦痛になるのです。

トラブルが自分の身に降りかかりそうになったらどうするか、僕の方法をそっと教えます。

1. それが本当に自分の担当機器や責任に影響してくるか考えて、関係ないなら忘れる。

2. 関与が避けられないとなったら、伝わって来ている情報で足りないものを、大至急現場に集めさせる。だいたい現場から問題と言って来ても全然データが無く、ただ振動が大きいとか漏れるとかしかない。現場の問題は会社の上層部にも同時に伝わるので、そこから問い合わせが来る前に出来ることは全てしておき自分は待ちの状態にしておく。常に追われる身で無く追う状態に成っておくことが精神的にも余裕が出る。

3. トラブルの状況が大体掴めたら装置を納めたメーカーと協議になるが、その時必ず我々もメーカーも自分の責任は無いと言う立場からスタートする。これは真の原因究明を困難にしトラブルを繰り返すことになるので、最初の協議の場ではっきり以下のように宣言をします。

"このトラブルは2度と繰り返すことは、絶対に許されない。責任とお金の問題があるのでお互いに保身になるのはわかるが、そうすると真の原因追求を見間違い対策が的外れとなりトラブルを繰り返してしまう。そうならないよう先ずはお互いの立場を忘れて純粋に技術者として、お互いの協力して解決していきましょう。責任と金は自然と決まります。トラブルを一発で解決することで損失は小さくなります。また我々の信頼を失うどころか反対に上がります"  これをエンタープライズ船長のジャンルックピカードのつもりで言えばいいんです。

4. トラブル解決を関係者皆で協力的にやる良い雰囲気が出来たとしても、原因の絞り込みは大体出来ないものです。なぜなら単純な原因であれば、現場ですでに解決しているからです。

原因が例えば3個に絞ららた場合、そのどれが原因だったとしても良いように対策は一度に全て打つことが常識です。装置をバラして組み立てて再度トライするのは許してもらえません。同時に全部対応しておくのです。全部が大変であっても再度やり直すことに比べればぜんぜん楽です。2度3度壊れた時の顧客の怒りを体験した人であれば絶対に一度でやると言います。

5. 上記をベストメンバーでやれば必ず解決できます。トラブル対応はとにかくベストを尽くすことです。

 

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