ある国のトップが国会の場で疑惑を追求されたら、声を荒げて乱暴に反応した。
人間誰しも聞かれたくない(正直に答えられない)ことを言われたら、ヤバイと感じて、黙って逃げるか、逃げられない席であればキレ気味に声を荒げてごまかすものである。
さすがに乱暴な物の言い方は印象が悪くすこぶる評判が悪かっため、「丁寧に説明」をすると述べた。
しかしその後、国会が解散され、一切「丁寧な説明」がされていないのはご存知の通り。
「丁寧な説明」をすると聞いた誰しも、「詳しい明確な説明」がされるものだと思った。
しかし、「丁寧な説明」とは、声を荒げずに「丁寧語で話す」のことだったのである⁉️
本人は正直に詳しくなんて話せるわけないので、最初から話すつもりはないので、声を荒げたことに対する非難だけに反省してそこだけ直すつもりだったのである。ごまかされた。
日本語は曖昧にいくらでもできる。
国民が期待しているのは詳しい明確な説明であって、丁寧な話し方でない。
丁寧=詳しい(detail)で明確(clear)なのである。 丁寧(polite)ではない。
技術的なトラブルが発生した時に、メーカーともめることがあるが、それは詳しく明確に説明がされないからそれを求めているのであるが、日本のメーカーだと時として技術的な説明をちゃんとせずに誠意を見せる(丁寧に謝るだけ)というごまかしもある。
丁寧(詳しく明確)の反対として「適当」とか「雑」がある。
適当と聞くと、手抜きで雑のイメージも感じるが、良い意味での適度でちょうど良いの意味もあるので、これも悪用される可能性がある言葉である。いい加減な印象が付いている人の発言であれば、いい加減に雑にやったととったほうがいいであろう。
何か仕事の指示を受けた時、どこまで丁寧にやるのか、どのぐらいの塩梅(程度)でいいのかの判断は結構難しい。明日までの期限があれば必要最小限でいいのは明確であるが、中途半端に時間があるとどこまで丁寧に(この場合はどれだけ不必要に詳しく)やるべきか迷う。外部に提出する調査レポートであればあまりに薄いと内容が良くてもお金をもらいづらいので、無駄に添付資料をつけて厚くしている場合も結構ある。
社内のレポートでも時間かけて無駄に厚くされる場合もあるが、それは本当に必要なのか始める前によく考えないといけない。若者に手抜きグセをつけさせないために、限界まで努力させるんだと厳しく要求をする上司を見たこともあるが。。。長時間残業の癖がつくだけのような気がするが。
このブログは内容はできるだけ詳しく本音で書いているつもりであるが、誤字脱字そして推敲をよくしているかというと雑で丁寧な文章でないことは言い訳をしておく。