エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

「安く」て「早く」やれと言われても

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プロジェクトでは、コスト、時間、品質はどれも大切だが、それらはこちらを立てればあちらが立たない物でもある。

プロジェクトの成功が目標である事は誰でも簡単に合意であるが、手段である具体的な仕事が専門ごとに分業されているため、ある部門はとにかくコストを下げる事が最優先、ある部門は品質第一、ある部門はとにかく早く進めるが優先とベクトルはバラバラである。

それを全体最適化からバランスを取って行くのがプロジェクトマネージメントであるが、最近そう簡単では無くなってきたなあとつくづく感じる。

部門毎に責任も持たせたりするから、責任回避の自己保持も強くなり、時には自己犠牲になる全体最適化に協力出来なくなる。

 

 

競合がひしめき合う、血を血で洗うレッドオーシャンな仕事は、とにかく「安く」て「早く」やれと強要されている。

それに加えて各自に責任を持たせる事を同時に要求されてしまうと、全体最適化なんて二の次になり、自分の目標を追求する事になる。そして各部門の失敗の責任のなすりつけ合いが始まる。

 

「安く」て「早く」やることしか手が無い仕事は、楽しくもやりがいも将来性も感じられないだろう。

 

実際にはそんな事は無い。別の方法は必ずあるはず。

馬鹿が余計な事を考えると楽な事にならないので大人しくしてほしいが、そうで無い人はとにかく工夫を考える事だ。工夫は楽しいものである。仕事は楽しくなけば行けない。

 

とにかくどんな場合でも、プロジェクトは全体最適化が最優先。これを頭に置けば気持ちよく協力しながら仕事が出来る。