エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

嫌われるエンジニア

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近所に自民党のポスターが掲示されているのですが、

選挙が終わったその日から、破られては、貼り直して、また破られています。

女性誌のアンケートで、ぶっちぎりの「いちばん嫌いな男」の写真。。。

「あらゆることへの執着の深さが気持ち悪い」、「往生際が悪い」と言われかわいそう。でも女性の感性は信用できますから、そうなんでしょう。

嫌われる男はどのような人かは政治家を見ていればよくわかりますね。

 

それでは、嫌われるエンジニアってどんな人でしょうか。

 

1. 法律エンジニア

 スペックの書かれている意味を理解もしようとせず、とにかく守ることだけしか頭にない。「お前、スペックに死ねと書いてあったら死ぬのか」と言われても答えられない。

2. 奴隷エンジニア

 上司や顧客から言われことは絶対服従。体育会系エンジニアとも呼ばれることがある。上司からは便利なので好かれるが、その内に指示がないと自分で考えれなくなってしまう脳死な人。

3. 郵便エンジニア

 自分では何の付加価値を加えることなく、ただひたすら仕事を右から左に回すだけの存在。知識不足が原因か。

 

4. 正直エンジニア

  何でもかんでも正直に喋ってしまうお人好し。海外での打ち合わせにわざわざ出張したのに、喋ると危ないので「お前は、英語が話せないとして、直接話すとな」と言われる。「お前、他の女の子とお茶したり食事したら、彼女や奥さんに報告するのか」と言われても答えられない。

 

5. 不眠エンジニア

   夜中でも早朝でもメールをガンガン送ってくる。エネルギッシュで頭の回転も素晴らしいが周りがついていけない。本人は元気であるが周りの数人は倒れる。

 

書いていて気がつきましたが、皆んな嫌われていないです。困ったエンジニアですが。

まだまだありそうですが、続きはまた。

 

隠し事はいつかはバレるのだろうか

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日産本社のショールーム横浜駅からみなとみらい方面への通路として解放され、歩きながら展示されている車を見ることが出来る。

今日、昼ごろ通った際に、心なしか展示場で働いている人達に哀しみを感じた。

99%の社員および働いている人は今回の検査の不祥事は関係も無いし想像もしていなかったであろう。それのおそらく重要な検査はコンピュータで計測されてるから、人の熟練した技術を必要とする検査は無いであろう。この点は神戸製鋼の問題とは違う。

 

日産は三菱自動車を傘下に入れたのであるから、安全に関する所は徹底して手は抜いていないであろう。

しかし、企業と言うものは綺麗に盛り付けられたデコレーションケーキと同じで、銀蝿が一匹でも止まってしまったら、全体が台無しになってしまうのである。信頼は簡単に失ってしまうのです。

実質的に問題がない事でも、資格者がやることになっていた検査を資格が無いものにやらせていたのはバレないからよいとしていたのだろうか。資格をどんどんとらせることはできなかったのだろうか。コストダウンのために資格のない短期の期間工にやらせていたのであろうか。

 

バレたらやばいとわかって隠していることは、いつかはバレてしまいます。

問題が無いと自信をもってやっていたなら、バレたときにちゃんと説明できるようにしてなかったのでしょうか。

今回の場合は古い国のルールをもっと早く返させておく努力をしてなかったミスとも言える。

 

ただしバレてもバレなくても、安全に関わるインチキは誰から指示されようが絶対にやってはなりません。

お天道様は見ています。

 

イノベーションを技術革新と訳したのは罪

前回の続きです。

米倉氏の話の最後にFEDEXの紹介がありました。

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米倉氏からのクイズで、「150都市の間の荷物を1昼夜で届けるのはどれだけの飛行機が必要か」

理系の人だったら、150 X 149 / 2 = 11,175 機と計算して現実不可能と結論してしまうかもしれないが、大学生の時のFEDEX創始者のフレッドスミスは149機で可能とするHUB AND SPOKEのアイデアを考え出しました(中心に位置するハブ空港は数えないので150-1=149機ですね)。

聞いてみれば、簡単なアイデアです。

ただしそれを現実にやり遂げる力は並大抵の努力では成し得ないので、アイデアを考え出したことでなく、やり遂げたことへの尊敬と憧れを感じます。アマゾンも同じですね、ずっと設備投資を続け赤字を続け、そして圧倒的な企業になった。

 

FEDEXもアマゾンもイノベーションです。

どちらも新しい科学技術を発明したり、利用しているわけではありません。既存のビジネスの不便差を感じたり、これからの方向性をいち早く察して、途中でくじけることなくやり抜けるかなんですね。

UBERAIRBNBも何も新しい科学技術を使っているわけでなく、使われていない車や家を活用するアイデア

技術革新と言うほどものではなく、イノベーション

日本ではイノベーションの言葉を技術革新と最初に翻訳して定義してしまったので、何か新しいことイコール凄い技術革新でなければならないような重みを感じてしまっていたのではないでしょうか。イノベーションを技術革新と訳した人の罪は大きいです。

 

イノベーションは重く考えなくて、スピードとセンスそしてシンプルに

会社で新人や若者に手間のかかる手作業的な仕事を頼む時は、ただ指示を受けた通りに黙々的にやるのでなくて、その仕事をどのようにやれば効率よくできるかを考えながら実験と思ってやってくれと話しています。なにをするにも工夫を考える癖をつけていれば、いつか何か素晴らしいアイデアを見つけて、それを他にも応用できてイノベーションができるのではないかと。漠然と何かいいアイデアがないかなと考えても出てこなくて、何かやっているときにアイデアはふと出るものですから。

とにかく普段からなんでも興味持って敏感になり、工夫する癖をつけることがイノベーションにつながるのかなと思っています。

 

 

フレッドスミスの話は有名なので、他の方の解説をリンクしておきます。

度胸パねぇ!物流の世界を変えたFedExフレッド・スミス

  

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最後に、

人生一度しかないので、何かこれだと思うアイデアを考え出せたら、チャレンジしてみたいですね。 死ぬときに、チャレンジしなかったことを悔やむことだけはしたくないから。

たまには外に出て講演会を聴こう

米倉誠一郎氏(一橋大学イノベーション研究センター 特任教授)の講演会を聴いて来ました。

講演会を目的に行って来た訳でなく、ある外資会社紹介的なフォーラムに参加し、その中で特別公演として米倉氏が1時間の公演があったのです。テーマは当然イノベーション外資に呼ばれての講演でしたが外資に負けないで日本がんばれって感じでとても元気をもらった。

少し紹介するとトヨタの水素自動車ミライは前近代的な発想で、それに比べてグーグルカーのような自動運転技術を柱にした車は事故になる率も格段に下がるので、車全体の強度を上げる必要もなく人間の周りだけ強くするようにして、小型軽量化できるし発想が違うと、トヨタを冗談のようにけなしていた。反対にトヨタの生産技術には関しては素晴らしいのにあれをビジネスモデルとして他の分野にビジネスとして広めることをしなかったことは残念がっていた。オープンイノベーションの考えだと思うが、技術の囲い込みで優位を保つケースもあるが。

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 他にはリニア新幹線で東京ー名古屋間を40分でつなぐために大金を使うことは辞めてくれと。完成した頃には日本の人口は減って来ているし、誰が名古屋に40分で行くのかと。そんな所に借金をして将来の人に払わせるなと。

トヨタリニア新幹線の悪口を何時も言っているので名古屋に米倉氏は呼ばれないそうです。

未来に対しては何よりも教育が大切だと。今は塾に行って勉強してる子供と行っていない子供との成績の差が拡大しており、それが貧困が固定してしまう大きな問題になっていると。一方、ある政党が言っている教育の無償化では全然ダメだと、教育の質をあげないとダメだと。

日本の自殺率が高い原因についても言及されており、それは学校を出る時点で一生を決めるような決断をさせるようなことになっているのが問題で、日本の学生の就職先希望がとにかく大企業ばかりでアメリカの学生と考え方が違う。日本の学生はそのまま一生勤めるつもりで選ぶからそうなってしまうのだと。その辺の考え方とシステムを変えないとダメだと言われてました。

 

米倉氏は時々テレビで話しているの聞いていたので知っていたが、トヨタやJRの悪口まではテレビではなかなかやれていない。

講演会をライブで1時間聴くこととテレビで当たり障りの無い短い話を聴くのでは随分違います。本音の話を聴くにはライブに出かけないとダメだと今日は強く感じました。

オープン・イノベーションのマネジメント -- 高い経営成果を生む仕組みづくり
 

 

 

 

 

電話会議、テレビ会議、WEB会議

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プロジェクトが順調に進んでいる時は、メールや書類のやりとりだけで黙々とルーチンワーク的に仕事は進んでいきます。

しかし予期しないややこしい問題が発生するとメールや担当間の電話だけではらちが開かなり、プロジェクトのマネージャーレベルまで巻き込んで議論が始まります。

プロジェクトは時間との戦いであり、なぜなら遅れたらペナルティーがかせられ採算が悪化するからです。ですからスケジュールの遅れに繋がりそうな問題にプロジェクトマネージャーはとても敏感なのです。

問題解決の為に担当はメールや電話で相手の会社の担当と必死に交渉を始めますが、ややこしい問題だと相手側の担当も責任問題があるので守りに入る事もよくあります。そうなってくると幾ら厳しいメールを偉い人の名前で出しても、相手は自分たちの責任回避を中心に考えるようになり、問題自体の解決とは別の次元に進んで行きがちです。

こうなってくると最悪です。担当間だけでは荷が重いので、複数の人数で話し合い(打ち合わせ)を開き、お互いの誤解解き妥協点を探ります。

 

一番良い打ち合わせは、一堂に関係者が集まってFACE TO FACE。

お互いに同じ空間を共にし、そしてできれば食事を一緒とり世間話をすれば、お互いに問題を解決しようとなります。

問題は海外だと(国内でも遠いと)出張費がかかますので、簡単に集まれない。

そこで電話会議やテレビ会議をやろうとなるのですが、FACE TO FACEの会議と同じようにはなかなかできないのです。テレビ会議なら相手が見えてるから同じだろうと思うかもしれませんが、今まで会ったことがない人物同士では本音が読めない。目線が合わないで相手の表情や仕草もテレビ会議の画像では感じられないので、画像があるテレビ会議とは言え電話会議と変わらないのです。

 

あまり効果が無いと言ってはいられないので、電話会議の目的と気をつける点を思いつくままににリストアップします。

1)目的は相手の対応が悪くなった時の督促と圧力

 メールでは回答が遅くなってきたら、これこれを説明しろと電話会議で説明させる。面と向かえないが、メールで無責任な心無い回答を書いてきても、それを口で言うこと難しいから、口頭で説明させて無責任にさせない。

2)会ったことない相手との電話会議は相手のレベルがわからないので、事前に準備をできる限りする。詳しいAGENDAの準備が大事。面識がない同士なら参加者の名前とポジション。資料が間に合えば事前に送らせる。

3)誰が打ち合わせをリードするか明確にしておく。お互いに有能なプロばかりであればAGENDAの通しに自然に進むが、何か隠し事が会ったりすると黙っていたり議論が進まない。

4)FACE TO FACEだと、相手側が複数人数でも誰がリーダーで誰がディシジョンメーカーなのか見ていればわかるので、誰に向かって話せばいいのか、誰を説得しないといけないのかがわかる。しかし電話やテレビだとそれがさっぱりわからない。事前に相手側の誰がキーパーソンか調べておくこと。

 

また思いついたら追記します。

 

日本会議の研究 (扶桑社新書)

日本会議の研究 (扶桑社新書)

 

 

 

目標と手段

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 「GRIT やり抜く力」を読んで思うところです。

一番上位の目標は究極的な目標で、その目的のために、中位、下位の目標が立てられます。

中位と下位の目標はあくまでもトップの究極的な目標を達成するための手段になります。

このピラミッド構成で目標を立てるやり方は会社の組織構造と同じなので、トップダウンで何か究極的な目標が立てられると、中位の組織でトップが立てた目標を達するための具体的な目標を立てます。そして下位は中位が立てた目標をより細かな目標にわけてアクションしていきます。

いつも思うのですが、だんだん下位に目標が降りてくると、なんでこのサブの目標が究極の目標につながるのだろうかと疑問を持つことがあります。究極の目標の真意をちゃんと理解できないと中位の目標がずれて、さらなる下位は何やってんだかわからなくなってしまいます。究極の目標が非常に難解なものであると、中位の目標が都合よくできる事だけ立てられていては、ただやりましたで終わってしまいます。

あくまでも中位と下位の目標は上位の手段である事を忘れずに絶えず究極の目標を見ながらアクションすることが、方向性がぶれないために大事なのです。

 

「やり抜く力」のなかで、特殊部隊グリーンベレーのモットーが紹介されています。

「機転、対応、克服」です。

ふつう私たちはこどものころから「最初からうまくできなくても、何度でも挑戦しなさい」と言われて育って来ましたが、グリーンベレーでは「何度やってもだめだったら、他のやり方を試すこと」

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 ピラミッドの下位にある重要度の低い目標にはまさにそのような態度で取り組む必要があると説明されています。

建設現場でも設計の時でも、こいつは出来るなあと感じる時は、まさに与えた下位の目標に対して、それが困難にぶつかった時でも、自分の判断で新たな目標を立てて達成することをやり遂げる人ですね。現場の仕事は、絶えず困難に面しているので、誰が頼りになるか目立ちます。

 

TEDを見ていたら別の考え方がありました。

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ピラミッドでなくサークルで表すのです。

中心に究極的な目標や企業理念を置き、それを元にHowとWhatを外向きに考えて行くのです。

これはなかなかよい発想法だなと感心しました。

 

中位と下位は手段で、目標ではありません。

上位の究極的な目標をたえず忘れずに。

 

コミュニケーション

 

yesman.hatenadiary.jp

 良いコミュニケーションを取ることコツは、ちゃんと伝える技術の事でありそれはプレゼンと同じだとカーネギーの研修を受けて学んだと紹介しました。

 

プレゼンの重要性はわかっていながら、わかりやすく資料をまとめ、印象深く話せることは周りに指導してくれる上司とかコーチがいないとなかなか上達出来ません。

大半の人たちは人前でプレゼンをすることやスピーチすることもあまり機会がなので、プレゼンをマスターして、その結果コミュニケーションの達人になるのは、現実としては万人向けではないなと最近感じていました。

 

最近、どこかのサイトで読んだ記事(どこだかさっぱり思い出せないのです)に、コミュニケーションは積極性だとありました。

上手く話そうなんて事を考え無くていいから、疑問や質問があったらどんどん電話したり訪ねていく事なんですね。積極的でさえあればコミュニケーションはとれる。

 

なぜ、コミュニケーションは積極性だと感じたとかというと、ロシアの現場からモスクワへ戻る飛行機で私の前席に比較的若いインド人とフランス人らしき女性が座っており、インド人がフランス人女性に用もないのに話しかけたんですね。フランス人女性は少し話して無視するかなと思って見ていたのですが、結構会話が弾んでいるんです。そしてモスクワに到着して荷物がターンテーブルに出てくるところでも一緒に待ってるんですね。インド人が積極的に話しかけた事により、コミュニケーションが成立してたんです。

 

コミュニケーションはテクニックに走る前に積極性。

積極性には度胸が大事。

何事も度胸ですよ。

メルカリはすごいな

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このところメルカリにハマってしまい、何か売れるものはないかなあと物色しています。これまでヤフオクで物は頻繁に買ってましたが、売るのは発送が面倒そうなのでやったことがありませんでした。アマゾンのメーケットプレイツで本は売りに出しましたが、これもやや面倒でなのでやめました。

 

メルカリのすごいところはとにかく簡単で面倒臭くない。

ネットで物を個人が物を売るならヤフオクのスタイルのオークションで値を決めのが需要と供給で適正なところに落ち着くはずなので論理的にはそれが一番だと思います。

しかし実際にヤフオクをみてても人気あるものは多数の応札がありますが、ないものはぜんぜんない。それに入札期間もあるのですぐに買えない。即決機能もありますが、即決価格は高めに入れがちなので即決で買う気がしない。

 

メルカリは街のフリーマーケットをそのままネットにしたイメージ。

ただフリーマーケットをネットにしたものは、これまでもあったと思いますが、メルカリは金銭やりとりを中間で管理することで、お金が振り込まれないとか、品物が届かないの心配を極力無くした。業者が売ることも禁止。ヤフオクにもあるが評価が見えるので信用の判断ができる。すごいの匿名でやりとりできること。メルカリ便を使えば購入者と販売者のお互いの名前も住所もわからない。これはヤフオクにはなかった点。

発送もコンビニの端末でスマホのバーコードをかざせば伝票が出てきて書く必要の何も無く、送料も売り上げから差し引かれるので金のやりとりも不要。

 

加えてすごいのが、売り上げの代金をそのままメルカリにプールしておく、それで購入した場合の支払いに当てられること。この機能があるので、売り上げ代金で別の物を買うことをするので、物々交換をしている感覚に陥るのです。

販売者と購入者が気軽にメッセージ交換が出来、趣味の物を売り買いするときにふとした一言を追加することで共感が生まれるのです。メルカリは販売者が購入者でもあり、その逆でもあります。

 

私がメルカリにハマった理由をまとめる、

1)手数料が10%で安い。

2)発送が簡単。伝票を自分で書いたりプリントアウトしたりせずに、コンビニから簡単に発送できる。

3)アプリがわかりやすく使いやすい。

4)人気で利用が多く、品数が多い。

5)匿名でやりとりできる。

6)問い合わせ機能も気軽。ふとした一言で共感が生まれる。

7)売り手と買い手は、両方をやっているので、物々交換の感覚になりそれが楽しい。

 

アマゾンマーケットプレイツの方欲しいものが決まっているときは新品と合わせて検討できるので優れていますし、ヤフオクの方がマニアックなものは多いです。

メリカルは同じことをしてもダメなので、もっと若者や主婦が気軽の物を売り買いできる物を目指したと思いますが、よく出来たシステムだと関心します。

メルカリの売買自体は個人間取引で単純なことなのですが、それをここまでネットで面倒臭く無く気軽に安心してできるように実現した事に感動した。

 

とにかく、面倒くさいと使わないからね。

 

現場でのトラブル報告は5W1H

一休み I take a rest.

工事が完了(いわゆるメカニカルコンプリーション)すると、いよいよ試運転(プレコミ)を経て商業運転(コミッショニング)を開始します。

 

試運転までは請負業者側の責任で事を進めていますが、商業運転となると一転して顧客側に設備の所有が移り、顧客主導で運転が進められていきます。

複雑な設備なので運転を進めるとトラブルが発生し、それを解決しながら一歩一歩、最終製品が出る事を夢見ながら数ヶ月作業を進めていきます。

 

運転を進めていく途中で発生したトラブルは、請負業者の保証期間内のため責任を持つて対応をしないといけません。

運転全体を止めかねない深刻なトラブルの場合は大騒ぎとなり、顧客及び関係者からトラブルの原因・対策案・対応スケジュール等々の説明を毎日求めらます。

 

あるトラブル時は、詳しくはかけませんが、複数のトラブルが同時に起こり、かなり危機的な状況に陥り、顧客・関係者に大きな心配をかけてしまいました。トラブルの原因が特定できないのと状況が複雑であったため、報告を毎日求めらました。

 

顧客トップに報告するものなので、こちらのトップも報告の内容を事前に確認します。

我々のトップに何度も指摘されたの事は「5W1Hになってない!」

顧客トップが気にすることは、細かなことでなくて、何時直るんだの一点。

それ以外の説明はスケジュールの補足説明でしかないが、「5W1H」をちゃんとカバーした説明になるように書かれていないと不完全な説明になってしまいます。

 

トラブル報告をするときは、「5W1H」を忘れない事。

 

おまけに言うと、忙しい顧客に報告のプレゼンをするときは1−2枚のシートに収めること。 

担当の技術者への説明とは違う事を認識する事。いいたい事を言うのでは無く、聞きたいと思われている事を話す事です。

シンプルに結果を出す人の 5W1H思考

シンプルに結果を出す人の 5W1H思考

 

 

 

形容詞や数字は大げさに話さないほうが良いわけ

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 トラブルの原因は責任問題になるので、誰しも自分の非をなかなか認めないものです。

最近の電話会議でも、99.9%この原因だなんて証拠がまだない状況で言い出す人もいて、90%ぐらいと言っておけば良いのにと思ってしまいました。原因が簡単に断定出来ない時には、全く予想もしなかった事が隠れたりしたりしてることがままあるのでそんなに自信満々に言っては後で恥を書くのです。

形容詞や物の言い回しも技術的な議論であれば余り大袈裟には言うと印象を悪くします。

若い時、東南アジアに納めた機械が立ち上げて数ヶ月で損傷して、製作したメーカーの人と現地に調査とお客さんに説明に言ったことがありました。その時私はこの類似のトラブルは日本で一件起きたが、世界ではそれだけですと"....in the world"と言ってしまったのです。お客さんのエンジニアはベテランの人だったので、その材質の実績は日本とその国だけであることが直ぐにバレてしまい恥をかいた記憶がずっと頭の片隅にあります。in the worldは言い過ぎだったのでした。

それ以降なるべく何事も具体的は数値で言わないと不信感出るなと気をつけるようにしています。

99.9%や、世界に無いとか、深刻な場面では大袈裟数値や言い回しは、聞いたほうが良い印象を受けないので控えたほうがよろしいでしょう。

才能と努力のどちらが重要か 「GRITやり抜く力」

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 遅かれながら、ベストセラーになった「GRIT やり抜く力」を読んでいます。

 

成功するには才能なのか努力なのか漠然といつも考えていました。

自分で仕事をしていてもギターの練習をしていても、若者に教えていても、他人と打ち合わせをしていても、、、才能と努力の重みはどっちなんだろうと。

「GRIT やり抜く力」の中では、こう説明しています。

才能 X 努力 = スキル

スキル X 努力 = 達成

努力は二乗で効いてくるのです。

才能があっても努力しないとスキルは伸びない。スキルとは基本的な能力と考えてください。スキルが身についたらそのスキルを生かして努力を重ねてやっと世間に評価されるレベルに事ができて、達成になるのです。

この時に良い家庭、先生、コーチ、チャンス等の環境要因が作用しますが、これらの要因を除いて考えると努力が一番大切なのです。

 

努力はどうすればいいのかは、やり抜く力とは何なのか、本を読んでみてください。すらすら読める良い本です。

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 

 

海外建設現場の食事

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海外建設現場は基本的に僻地なのでキャンプに住みそこで食事を取ります。

昔は随分酷い食事もありましたが、最近は欧米の会社とJVが中心なので食事の質も上がりました。日本人だけだったり、アジア人だけだとどうしても食べ物に文句を言わずに酷くても我慢する事が多いのでそうなってしまっていたのでしょうか。

ロシアでは労働者はロシア人が中心なのでメニューはロシアの食事で毎日余り代わり映えしません。ジャガイモに肉かさかな、それとスープ。パンは余り美味しくありません。場所柄、生野菜は全く出ません。 まあ、ジャガイモは塩かけて食べるとすごく美味しいのでまあ許せるかなと言う感じです。

 

昼飯はキャンプの食堂に戻るのが面倒なので日本からのカップラーメンや焼きそばを身体に悪いなあと食べています。長生き出来なくても良いから、醤油味はどうしても食べたいのです。

 

白狐

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 白狐、ホッキョクキツネに出会った。

写真は遠くなってしまったが、近くで見ることが出来た。白い毛がとても美しい。

白狐は人々に幸福をもたらすと、日本では縁起が良い動物とされています。

 

ロシアでどんな扱いなのかロシア人に聞いたら、病気持ってるから噛まれると大変だからとにかく気をつけろと、、神話的な意味が何かあるのか聞きたかったのですが、話が通じなかった。

望む答えを得るには質問の仕方をよく考えないとダメだな。 

シベリアで想うメイドインジャパン

シベリアの建設現場に来ています。

昼飯のサンドイッチはチキンとハムの二種類の選択しかなく、それがぶれなく何年も続いています。

写真のマヨネーズが付いていますが、マーガリンみたいであるのと、なにが入っているのかわからないは、メイドインチャイナだとロシア人も食べません。

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一方、ロシア人にメイドインジャパンは今でも高品質として車、文房具、食べ物等々評判良く人気です。

コモディティ化し、数年で新製品に入れ替わり、そして組み立てるだけの電化製品はもはや日本製品に勝ち目は無くなってしまいましたが、耐久性に影響する品質やよく考えられた丁寧な作りは、まだまだ生きています。

日本人の仕事に対する取り組みも、要求された事の最低限しかしない人種と違い、要求された事を最大限やろうとします。そのマインドは国際標準ではお人よしの馬鹿でもありますが、珍しい人種で尊敬も受けます。

日本は何を目指して行けばいいのか、、やはり、アメリカ従属からの脱却出来ないと何も始まらないと思うのだけど、、、

 

 

 

アンケート結果を信じていいのか

Evaluation scale

それなりの人数を集めて行ったセミナーやレクチャーは、だいたい参加者に結果がどうであったのかアンケートをとっています。

自分が話したり主催側であった時には、人のことはあまり気にならない私でも、アンケート結果は気になります。

 

参加者がアンケートに答えてくれたのですから有効に利用しないともったいないです。

 

アンケート結果の利用法に関しては、良い面と悪い面があります。私の普段感じているアンケートの読み方使い方を独断で紹介します。(偏見ではないと信じて)。

1)会社内のセミナーのアンケートに対しては、よかったと言う当たり障りの無いコメントが中心。それは話をしてくれた講師に対して気を使っていることと、そもそもそのセミナーに自主的に興味を持って参加してないので、あまり感想がない。それでも数人は具体的に自由記入欄に何か描いてくれる。このコメントがとても参考になり励みにもなる。

2)セミナーが成功であったかどうかは、アンケートの好評をつけてくれた数を過去のセミナーと比較して漠然と判断したりします。8割以上が好評と感じてくれれば、まあ成功したかなと思いますが、6ー7割ぐらいだったらどうか。3人に一人が満足していないのですからたぶんセミナーは失敗だと思います。

3)セミナーの開催者としては、失敗とは言いたくありませんから、7割の方から好評の評価をいただいたでパチパチでうやむやでしょう。3割の不足と感じた人が具体的にどこがダメだったのか、自由記入欄に描いてくれて入ればそれを謙虚に重く受け止めて次回に反映することが大事です。聞き手のニーズに合わない話は不満足が高まります。

4)生のアンケート結果をそのまま、開催側メンバー以外に好評することはまず無いと思います。自由記入欄のコメントで開催者側に都合の悪いことは隠し、良いことだけを選んで上司に報告するかも知れません。またアンケートに記入なくても、自分の言いたいことをアンケートの意見として混ぜて、皆がこう望んでいると操作するかも知れません。 僕は生のアンケート結果以外は、操作されている匂いがよくあるので、他人が評価したアンケート結果は鵜呑みにはしません。

アンケート取ろうが取るまいが、結果がどうであれ、悪意のある主催者は最初から自分の考えがあるので、自分の言いたいことをあたかもアンケート結果から得られたように発表するものです。

 

アンケートとは少しずれますが、アマゾンの評価表示は悪いものも良いものもそのまま載せており、偽物の評価も混じっていますが、それなりに役にたつものであのやり方が一番透明です。

 

 

「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法

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