エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

色の選択について

雨が降る日はロードスターが濡れてしまうので基本乗らない。

天気が良い日はオープンにして緑の中をのんびり流して走りたくなる。

そんな事で昨日もロードスターで軽く出かけて来ました。

オープンにしてのんびり流す事が目的なのですが、目的地が無いと走っていてどちらの道に行くかの迷いと選択の連続で頭が疲れるので目的地は必要。

 

目的地の候補は1時間くらいで行ける、高速を使わない、渋滞があまり無い、駐車場に困らない、人があまり多く無い、過去に行った事がない。

 

この条件で昨日選んだのは八王子市にある東京富士美術館創価学会の美術館であり周りに創価学会の学校が幾つもある場所。宗教団体が運営する美術館と言っても中身は全然創価学会色も宗教色もない純粋に芸術作品を楽しめる美術館。

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旅路の風景─北斎、広重、吉田博、川瀬巴水を特集して展示している。

https://www.fujibi.or.jp/exhibitions/profile-of-exhibitions/?exhibit_id=4202204021

この美術館は写真を自由に撮ってSNSにアップ可能。僕が写した数枚をアップします。

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西洋の絵画だと宗教が多くはっきり言って僕にはあまり伝わってくるものが無かった。それに比べて今回展示されていた作品の色に特に惹かれた。

絵画や芸術作品について述べることはボロが出るので止めておくが、紺色はいい色だなあとあらためて感想を持った。

 

エンジニアリングでの色はどうなっているだろうか。

色の塗り分けは危険や安全に関わる箇所はほぼ万国共通。消防関係の装置や配管は赤、動いている箇所で触ると巻き込まれてしまう様な箇所は黄色、手摺は黄色と黒組み合わせ。個別機械はエンドユーザーの好みで決められているか、納めるメーカーの標準色のままで指定していない。制御ケーブルや電源ケーブルの色分けは明確にされる。これが何でもOKだと後でわからなくなる。よく映画のシーンで見る爆弾の処理、赤か黒のどちらを切るかの世界では困る。世の中の常識と違う要求があったり、メーカー固有の色分けがあったりするともめる。どちらかが譲らないと行けない世界の話になり疲れる。

 

色の選択は買い物に行けば誰でも無意識にしている。

服、鞄、靴など身につける物を買うときは特にどちらの色が良いか迷いに迷う。

最後は暗い色ばかりになってしまう人もいるだろう。反対にピンクばかりの人もいる。僕の近所には服から自転車から自動車まで全てオレンジ色の人もいる。

暗い色ばかりになるのはおそらく悩んだ結果いつもその判断をしてしまうのだと思うが、ピンクやオレンジは迷わずに見つけたら買っているのだろう。僕は名前に色が入っているので、最後の最後に迷ったら名前に合わせて選ぶことにしている。ただし色の前にデザインが良ければ大人買いして両方買う。予算があれば。

それぞれ色の選び方は違うはず。

 

単色の色を選ぶのは好みで良いかと思うが、色の組み合わせは難しい。

専門に美術やデザイン関係を学んでいればおそらく授業があり基本を学んでいるのでは無いかなあと思うが、そうで無い人はどんな組み合わせで服を合わせたら良いのかわからない思う。

最終的には個人個人の好みで本人が満足していればそれでも良いのだけど、おそらく満足はあまり出来ていないであろう。どんな組み合わせの色が良いのかわからないから。

 

色を選ぶ、組み合わせを考えることは美的センスの関連になると思う。

この辺を小学や中学校の美術なり何かの勉強でやってくれないだろうか。美的選択の理論的歴史的な話。色や街並みの歴史や工業デザインも。

美的センスが身につけば、これは単に色や形だけでなく、社会や仕事や生き方全てに役に立つはず。

 

難しい話になった。

 

最後に今回東京富士美術館に行った目的の一つの絵画を記念に貼っておく。

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