中学校で英語を教わって一番驚いたのは、否定疑問文。
質問に関わらず答えは変わらないことだった。
質問1: Do you have apple and pen ?
答え1: No I do not have. (日本語だと”いいえ、ありません”)
質問2: Don't you have apple and pen ?
答え2: No I do not have. (日本語だと”はい、ありません”)
まあ、今考えてみると答えが肯定な内容であればYes,否定であればNoなシンプルな文法なんですが、中学生の僕には初めての精通と同じぐらいの常識を覆す衝撃でした。
ビジネスで言い間違い聞き間違いを防ぐためには、英語のロジックの方が優れていますね。文学的に味わいの違いはあるでしょうか、わかりません。
我々の仕事は周りから毎日毎日いろいろと要求がきます。変更、追加、遅れ、督促。。
それに対してまずどんな反応をしていますか?
おそらく緊急度、深刻度、重要度を考えて対応していると思います。
ここで落とし穴があります。それは誰にとって緊急なのか、なぜ緊急なのか。
概して緊急と書いて送って来るメールで本当に緊急な物は多くありません。
怖い上司や顧客から言われたから直ぐに対応したいので、その人にとって緊急が殆ど。
緊急とか至急とタイトルに付けられたメールがきたら、こんどよく内容を見て緊急の理由が理解できなかったら、送り主になぜ緊急か問いただしてください。本当に緊急なら、なぜもっと早く言ってこないのかの問題もあります。
話がずれてしまいました。テーマはYes or Noでした。
人から頼まれたときに、単純にYes or Noで答えるのが誤解がなくてよいのですが、ホテルの例や顧客に対して後での報復を恐れて、単純にNoとはいえずとりあえずYesと言わざるを得ないことがあります。
答え方のパターンは以下の五つ。
1)Yes, I will
2)Yes, but ...
3)Yes and No
4)No and No
5)No, and ...
1)Yes, I will こう答えられるような要請であれば、単純。
2)Yes, but .. とりあえず否定できない場合は、これで時間稼ぎ。難しい理由(けっしてできないとは言わない)を挙げて要請者があきらめるのは待つ。Butが反対語だから短気な人が聞いたらYes or Noか単純に答えろと言われるかも。
3)Yes and No どっちとも言えませんとか、あやふやな答え。質問の意図が読めないときには、こう答えて要請の意図を確認していきます。くだらない質問でまじめに答える気がしないときには、こんな答えでおちょくることもあります。
4)No and No ダメなものはダメ。何に対してもこう答える人がいて困ったことがありました。理由は言ってあげないと敵をつくることになります。
5) No,and ... これは(2)のYes, butの応用。依頼者の依頼通りにはできないが、別案としてこの方法がありますと提案する。依頼の意図を外してなければ、別案のが優れていることも多く決着できる。提案者の意図(真意)を読み取れることができない人や即座に代案を作れない脳みそが足りない人は使えない。
どのパターンで答えるかはケースバイケースです。
参考にしてみてくださいね。
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