エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

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余裕と無駄

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ゴールデンウィークが始まりましたが休めない仕事の人も居ますし、休める仕事でもこんなに連続して仕事止めて休んでしまっていいのかと思います。

日本の会社は有給休暇を取る事を悪い事をする様に感じる風潮がまだあります。また時給単位の仕事だと休みたくても休めないこともあるでしょう。国が休日を増やす過ぎるのは色々な面からも問題の方が多い。

 

日本は残業が多く働き蜂の印象が昔はありましたが、実は他国より休日は多く、仕事の連続性はかなり分断はれている。 仕事の内容も無駄なブルシットジョブがやたら多い。そして皆が仕事していれば先に帰れない。給料は抑えられ残業代が無いと給料が低い。一流企業に見えるところでも現実の実態はかなりこんな感じであろう。

 

 

仕事は利益を出すために、無駄を無くせと言われる。無駄を削ればそれが利益になると。ほんまかいな。

 

無駄な代表がブルシットジョブなんだが、それを止めるのは非常に抵抗が強い。

ブルシットジョブを止めればその人員を他に回すこともできるのだが、ブルシットジョブをブルシットジョブだと認めてやめてしまうとやる事が無くなってしまう管理職が多いからだろう。

ブルシットジョブは無駄な人件費がかかるだけならまだ許容範囲だが、本来緊急性があり重要な仕事より、ブルシットジョブの方が上位からの要求であるので、優先されることがある。

これがあるのでブルシットジョブは止めないといけない。

 

スケジュールは、とにかく短くしろ。完成が早くなり人件費も色々減るので、ぎゅうぎゅうに詰められてしまう。詰めるときには各種タスクとタスクの間に隙間があるとそれが待ち時間で無駄と見られて詰められてしまう。現実には各種タスクが絡み合っているので、それなりの余裕が必要なのであるが、上位から指示された最終完成日ありきなので、辻褄だけ合わせて現実の流れを無視してしまう。現実を考えると無理だとわかるから、見ようとしない。

 

タスクの長さやタスク間の隙間は、無駄や余裕でなく、必要なバッファーなのである。一つのタスクが計画通りに終わらなかった場合、下流のタスクの開始が遅れさらに下流や平行の関連タスクのスケジュールに影響を及ぼす。針の穴を通す様に作られた当初のスケジュールは破綻していまい、訳がわからなくなってしまうことが起こる。

そんな時のために要所、要所にはバッファーとしての余裕を取っておかないとならない。

本来は各タスクで確実に終わられることを考えて余裕をある程度は入れておくべきだと考えるが、各自が余裕を取るとその余裕を足し合わせると余裕とりすぎだと言われて、兎に角何事も問題が起こらないとしてスケジュールを立てる事を要求されがち。余裕は全体で考えるからと。

これが問題で、全体としての遅れの余裕は必要であるが、スケジュールの中に具体的に余裕が各所に適切に組み込まれていないと、スケジュールが途中で崩れてしまい、もはやスケジュールが内も同然になってしまいがちなのである。

各自の余裕は無駄とは違うのである。

 

無駄な間接作業や管理作業は減らさないといけない。直接の作業をしている先端の人達に、余計な仕事をさせない様にしないといけない。

 

間接仕事や部門は、直接仕事をしているところのサービス業と徹すること。管理しないと直接のメンバーは信用ならんとか思っているなら大間違い。

間接は直接のために存在している。

余裕と無駄は違う。