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「わがままの力」

「わがままの力」と聞くと、多くの人がネガティブなイメージを抱くかもしれない。確かに、わがままな態度は周囲に不快感を与え、結果として損をすることが多い。しかし、わがままには二つの側面があるのだ。

一つは、自分が正しいと思うことや意味があると感じること、そして興味があることに対して積極的に行動する姿勢だ。これには情熱や信念が伴い、その結果、成果を上げることができる。だが、逆に自分が納得できないことや興味を持てないことに対しては、強い拒絶反応を示すことが多い。指示されることに抵抗を感じ、自分の判断で動きたいと思う人間は、上司から見ると「わがまま」に映る。

上司にとっては、素直に指示を受け入れない部下は扱いにくい存在だ。どんなに能力が高く、成果を上げても、上司の要求に従わないという理由で評価が下がることもある。逆に、指示されたことしかしない人間はわがままではない。自分の考えがなく、ただ指示に従うだけだからだ。これが良い評価を受けることもあるが、果たしてそれで良いのか。

やるべきこと、正しいことを実行し、結果を出せるのであれば、わがままと言われてもひるむ必要はない。周囲が状況を理解できていないだけのことも多いのだ。信念を持って行動し、後で「だから言ったじゃないか」と言うよりも、行動してしまい、結果が出たら素直に謝るほうが良いだろう。

一方で、「我慢」という美徳もある。我慢は周囲との調和を保ち、トラブルを避けるためには有効だ。

信念と情熱を持って行動することが、時には「わがまま」と言われるかもしれないが、それを恐れずに自分の道を進むことが重要だ。そして、その過程で必要な我慢も忘れずに。わがままにやるための我慢である。

「わがまま」とレッテルを貼られて得なことはない。なので日々どうでも良い事ではこだわりを持たずに「無抵抗」でやり過ごす事を勧める。いざという時の為に。