子供の時の記憶が頭の中にふとした拍子に時折現れる。
子供の時に何か失敗した瞬間や、新しいことを感じた瞬間の場面である。
記憶が動画として流れるのである。
一つ紹介する。
小学三年生の時の学級会の場面:
三年生の時、学級委員として学級会の司会をやっている場面。議題は思い出せないが、僕は司会として皆に意見を求めた。何人もが積極的に手を挙げてくれた。手を挙げた人の中々、適当に選んで指差して発言をしてもらった。ひとりの発言が終わると、また手を挙げてもらって、また指差して発言してもらう。その繰り返しをしばらく繰り返していた。意見は子供の会議なのでバラバラ。
僕はひたすら皆んなに意見させて、時間切れとなって終わってしまった。途中で自分からも何か発言してまとめるようなことをしないといけないかと悩みつつでも何を言って良いのかわからず、一生懸命にただひたすらに皆を指して意見させていた。その悩んでいた時の心の苦しみが今でも時々蘇るのである。
今も議長のようなまとめ役は苦手だ。
こういうものがトラウマなのだろうか。