エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

なぜ、大事な事はなかなか手をつけられないのか

Parsons turboelectric generator set.

来週開催のセミナー用資料が締め切りを数日後過ぎてなんとかできた。

数ヶ月前から構想を頭の中でずっと考えて、紙に鉛筆で時々描いて居たのですが、どうしても進まず、ちゃんと描き始めたのが締め切り3日前から。

製本に間に合わないので見直し不十分で原稿を送ってしまったが、後からもう一度見直すと同じ物を指しているのに、メーカーと書いたりベンダーと書いたりバラバラで雑。

点数つけるなら55点の出来。

 

時間があったのになんで早くやれないのだろうか。

それは中学3年の夏に遡る。

もともと僕はコツコツやる子供だった。

ところが中学3年生の夏休みに締め切りがあるものになかなか手がつけられない性格が出来上がってしまった。

なぜ性格そうなったかというと夏休みの宿題はつまらない計算をたくさんやらせるものばかり。それも質の悪いわら半紙に印刷されたドリルで書きづらい。また読書感想文で、指定されたものは全く退屈で興味が持てないものばかり。苦痛でしかない。

子供に勉強をやらせるには、おもしろく興味を持たせないとやってもいやいやなので身につきません。とにかくおもしくないと。

 

個別の講義に加えて、

セミナーの最後はパネルディスカッションをやることにした。

通常、パネルディスカッションはだいたい聞いていておもしろくない。

なぜそうなるかというと、司会がだめだかららしい(ガイカワサキの本にそう書いてあった)

おもしろくてためになるパネルディスカッションになるためには、司会次第。

今から人に頼むのは不安だから、僕がやるか。喋りに自信ないなあ。でも人にお願いして思う通りならなかったら悔いが残るから、覚悟決めてやるか。

 

 

アップルとシリコンバレーで学んだ賢者の起業術

アップルとシリコンバレーで学んだ賢者の起業術

 
起業への挑戦

起業への挑戦

 

 

 

人の名前を覚えられない、覚えてもらえない。

Baltimore Jewish Council Meeting

欧米白人男性は人の名前をよく覚えていて凄いなあと、若い時によく感じた。

それから体力も凄い。2昼夜連続にもなる機械の性能テストでも居眠りする気配なくしっかりおきていてさすが体力が違うなあとも、若い時によく感じた。

今、思い出して見ると、彼らは相手に呼びかける時に名前で呼びかけるし、礼儀としても必要だから、一生懸命にわかりづらい日本人名を覚えと用途努力していたのだと思う。決して記憶力が日本人に比べて優れているわけでもないかなと思う。

夜中にピンピンしていたのは、ヨーロッパから出張で来てい他ので、時差で夜中でも眠くなかったのであろう。日本人のように会議や仕事中に眠そうにすること自体をそもそもしない。

 

覚えている名前と覚えてもらえない名前の差はなぜ起こるか。

会った人の名前を全部覚えることは無理。

少なくともまた会う可能性がある人の顔と名前は覚えておきたい。仕事でもプライベートでも。

私より年下の同僚が、最近よく人の名前をど忘れして、あれあれあれとか言っているので、それは興味を持っていない人や重要人物だと思っていないから、名前が出てこないんだよと話していました。

その証拠として、今は周りに居なくともお世話になった強烈な個性の上司や同僚たちの名前は忘れません。

男であれば、初めて意識したり好きになった女性の名前は何人いようが全員絶対に忘れて居ないはずです。女性は記憶を上書きするとも言われますが、男は違います。

 

人の名前を覚えられないのは、覚えようとする努力をして居ないことが原因ですので、これは相手に興味を無理やり持つ以外にはありません。無理やりです。

 

一方、覚えてもらうための努力もしないと、覚えてもらえません。

日本の会社員、特に男性は誰も同じような格好をして居ます。似たスーツ、髪型、メガネ、鞄、靴、体型。そして会議には大人数でやってくる。見た目は似て居ても、中身がそれぞれ個性が有って違うことはよくわかっているのですが、大人数で似ていると数時間の打ち合わせだけでは、参加者全員のことを記憶できないのです。相手にそれでも覚える努力をしろとは無理な話なのです。

 

 
 
初対面の会議でどのように、少しでも覚えてもらえるか。
1. 印象に残る一言
自己紹介を簡単に最初にやることが多いので、紹介の最後に一言印象に残ることを発言する。 悪い例では風邪を引いているからマスクをして来ているのは理解できるが、マスクで顔をほとんど見えないまま自己紹介している。瞬間でもマスク外して顔を皆に見せないと。なんのために自己紹介をしているか。
 
2. 上司は部下にチャンスを与える
会議でほとんど上司が話すような場面でも、上司は部下を皆に覚えてもらうために、部下に少しでも発言の機会や、上司が準備してなかったふりして何かサポートさせる。そこで皆の役にたつ情報を発言できれば、そこで一目を置かれるのである。
そうなれば成功。部下の顔と名前は覚えてもらえる。部下はその後1人でも相手にしてもらえる。
 
日本人の男性会社員は同じ過ぎる。服、髪型、メガネ、鞄、、一方、技術系の場合であるが女性は少数なので覚えられて有利。それでも外見で他者と違うことだけでは最初だけだから、継続して覚えてもらうには外観よりも中身だけどね。
 
相手に興味を持ってもらう努力。方法は自分の特徴を生かして。上司は部下にチャンスを作ってあげてね。

 

ボクたちはみんな大人になれなかった

ボクたちはみんな大人になれなかった

 

 

丁寧と適当と雑

 

安倍政権とは何だったのか (時代への警告)

安倍政権とは何だったのか (時代への警告)

 

 

ある国のトップが国会の場で疑惑を追求されたら、声を荒げて乱暴に反応した。

人間誰しも聞かれたくない(正直に答えられない)ことを言われたら、ヤバイと感じて、黙って逃げるか、逃げられない席であればキレ気味に声を荒げてごまかすものである。

さすがに乱暴な物の言い方は印象が悪くすこぶる評判が悪かっため、「丁寧に説明」をすると述べた。

しかしその後、国会が解散され、一切「丁寧な説明」がされていないのはご存知の通り。

 

「丁寧な説明」をすると聞いた誰しも、「詳しい明確な説明」がされるものだと思った。

しかし、「丁寧な説明」とは、声を荒げずに「丁寧語で話す」のことだったのである⁉️

本人は正直に詳しくなんて話せるわけないので、最初から話すつもりはないので、声を荒げたことに対する非難だけに反省してそこだけ直すつもりだったのである。ごまかされた。

 

日本語は曖昧にいくらでもできる。

国民が期待しているのは詳しい明確な説明であって、丁寧な話し方でない。

丁寧=詳しい(detail)で明確(clear)なのである。 丁寧(polite)ではない。

技術的なトラブルが発生した時に、メーカーともめることがあるが、それは詳しく明確に説明がされないからそれを求めているのであるが、日本のメーカーだと時として技術的な説明をちゃんとせずに誠意を見せる(丁寧に謝るだけ)というごまかしもある。

 

丁寧(詳しく明確)の反対として「適当」とか「雑」がある。

適当と聞くと、手抜きで雑のイメージも感じるが、良い意味での適度でちょうど良いの意味もあるので、これも悪用される可能性がある言葉である。いい加減な印象が付いている人の発言であれば、いい加減に雑にやったととったほうがいいであろう。

 

何か仕事の指示を受けた時、どこまで丁寧にやるのか、どのぐらいの塩梅(程度)でいいのかの判断は結構難しい。明日までの期限があれば必要最小限でいいのは明確であるが、中途半端に時間があるとどこまで丁寧に(この場合はどれだけ不必要に詳しく)やるべきか迷う。外部に提出する調査レポートであればあまりに薄いと内容が良くてもお金をもらいづらいので、無駄に添付資料をつけて厚くしている場合も結構ある。

社内のレポートでも時間かけて無駄に厚くされる場合もあるが、それは本当に必要なのか始める前によく考えないといけない。若者に手抜きグセをつけさせないために、限界まで努力させるんだと厳しく要求をする上司を見たこともあるが。。。長時間残業の癖がつくだけのような気がするが。

 

このブログは内容はできるだけ詳しく本音で書いているつもりであるが、誤字脱字そして推敲をよくしているかというと雑で丁寧な文章でないことは言い訳をしておく。

 

 

嫌われるエンジニア

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近所に自民党のポスターが掲示されているのですが、

選挙が終わったその日から、破られては、貼り直して、また破られています。

女性誌のアンケートで、ぶっちぎりの「いちばん嫌いな男」の写真。。。

「あらゆることへの執着の深さが気持ち悪い」、「往生際が悪い」と言われかわいそう。でも女性の感性は信用できますから、そうなんでしょう。

嫌われる男はどのような人かは政治家を見ていればよくわかりますね。

 

それでは、嫌われるエンジニアってどんな人でしょうか。

 

1. 法律エンジニア

 スペックの書かれている意味を理解もしようとせず、とにかく守ることだけしか頭にない。「お前、スペックに死ねと書いてあったら死ぬのか」と言われても答えられない。

2. 奴隷エンジニア

 上司や顧客から言われことは絶対服従。体育会系エンジニアとも呼ばれることがある。上司からは便利なので好かれるが、その内に指示がないと自分で考えれなくなってしまう脳死な人。

3. 郵便エンジニア

 自分では何の付加価値を加えることなく、ただひたすら仕事を右から左に回すだけの存在。知識不足が原因か。

 

4. 正直エンジニア

  何でもかんでも正直に喋ってしまうお人好し。海外での打ち合わせにわざわざ出張したのに、喋ると危ないので「お前は、英語が話せないとして、直接話すとな」と言われる。「お前、他の女の子とお茶したり食事したら、彼女や奥さんに報告するのか」と言われても答えられない。

 

5. 不眠エンジニア

   夜中でも早朝でもメールをガンガン送ってくる。エネルギッシュで頭の回転も素晴らしいが周りがついていけない。本人は元気であるが周りの数人は倒れる。

 

書いていて気がつきましたが、皆んな嫌われていないです。困ったエンジニアですが。

まだまだありそうですが、続きはまた。

 

隠し事はいつかはバレるのだろうか

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日産本社のショールーム横浜駅からみなとみらい方面への通路として解放され、歩きながら展示されている車を見ることが出来る。

今日、昼ごろ通った際に、心なしか展示場で働いている人達に哀しみを感じた。

99%の社員および働いている人は今回の検査の不祥事は関係も無いし想像もしていなかったであろう。それのおそらく重要な検査はコンピュータで計測されてるから、人の熟練した技術を必要とする検査は無いであろう。この点は神戸製鋼の問題とは違う。

 

日産は三菱自動車を傘下に入れたのであるから、安全に関する所は徹底して手は抜いていないであろう。

しかし、企業と言うものは綺麗に盛り付けられたデコレーションケーキと同じで、銀蝿が一匹でも止まってしまったら、全体が台無しになってしまうのである。信頼は簡単に失ってしまうのです。

実質的に問題がない事でも、資格者がやることになっていた検査を資格が無いものにやらせていたのはバレないからよいとしていたのだろうか。資格をどんどんとらせることはできなかったのだろうか。コストダウンのために資格のない短期の期間工にやらせていたのであろうか。

 

バレたらやばいとわかって隠していることは、いつかはバレてしまいます。

問題が無いと自信をもってやっていたなら、バレたときにちゃんと説明できるようにしてなかったのでしょうか。

今回の場合は古い国のルールをもっと早く返させておく努力をしてなかったミスとも言える。

 

ただしバレてもバレなくても、安全に関わるインチキは誰から指示されようが絶対にやってはなりません。

お天道様は見ています。

 

イノベーションを技術革新と訳したのは罪

前回の続きです。

米倉氏の話の最後にFEDEXの紹介がありました。

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米倉氏からのクイズで、「150都市の間の荷物を1昼夜で届けるのはどれだけの飛行機が必要か」

理系の人だったら、150 X 149 / 2 = 11,175 機と計算して現実不可能と結論してしまうかもしれないが、大学生の時のFEDEX創始者のフレッドスミスは149機で可能とするHUB AND SPOKEのアイデアを考え出しました(中心に位置するハブ空港は数えないので150-1=149機ですね)。

聞いてみれば、簡単なアイデアです。

ただしそれを現実にやり遂げる力は並大抵の努力では成し得ないので、アイデアを考え出したことでなく、やり遂げたことへの尊敬と憧れを感じます。アマゾンも同じですね、ずっと設備投資を続け赤字を続け、そして圧倒的な企業になった。

 

FEDEXもアマゾンもイノベーションです。

どちらも新しい科学技術を発明したり、利用しているわけではありません。既存のビジネスの不便差を感じたり、これからの方向性をいち早く察して、途中でくじけることなくやり抜けるかなんですね。

UBERAIRBNBも何も新しい科学技術を使っているわけでなく、使われていない車や家を活用するアイデア

技術革新と言うほどものではなく、イノベーション

日本ではイノベーションの言葉を技術革新と最初に翻訳して定義してしまったので、何か新しいことイコール凄い技術革新でなければならないような重みを感じてしまっていたのではないでしょうか。イノベーションを技術革新と訳した人の罪は大きいです。

 

イノベーションは重く考えなくて、スピードとセンスそしてシンプルに

会社で新人や若者に手間のかかる手作業的な仕事を頼む時は、ただ指示を受けた通りに黙々的にやるのでなくて、その仕事をどのようにやれば効率よくできるかを考えながら実験と思ってやってくれと話しています。なにをするにも工夫を考える癖をつけていれば、いつか何か素晴らしいアイデアを見つけて、それを他にも応用できてイノベーションができるのではないかと。漠然と何かいいアイデアがないかなと考えても出てこなくて、何かやっているときにアイデアはふと出るものですから。

とにかく普段からなんでも興味持って敏感になり、工夫する癖をつけることがイノベーションにつながるのかなと思っています。

 

 

フレッドスミスの話は有名なので、他の方の解説をリンクしておきます。

度胸パねぇ!物流の世界を変えたFedExフレッド・スミス

  

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最後に、

人生一度しかないので、何かこれだと思うアイデアを考え出せたら、チャレンジしてみたいですね。 死ぬときに、チャレンジしなかったことを悔やむことだけはしたくないから。

たまには外に出て講演会を聴こう

米倉誠一郎氏(一橋大学イノベーション研究センター 特任教授)の講演会を聴いて来ました。

講演会を目的に行って来た訳でなく、ある外資会社紹介的なフォーラムに参加し、その中で特別公演として米倉氏が1時間の公演があったのです。テーマは当然イノベーション外資に呼ばれての講演でしたが外資に負けないで日本がんばれって感じでとても元気をもらった。

少し紹介するとトヨタの水素自動車ミライは前近代的な発想で、それに比べてグーグルカーのような自動運転技術を柱にした車は事故になる率も格段に下がるので、車全体の強度を上げる必要もなく人間の周りだけ強くするようにして、小型軽量化できるし発想が違うと、トヨタを冗談のようにけなしていた。反対にトヨタの生産技術には関しては素晴らしいのにあれをビジネスモデルとして他の分野にビジネスとして広めることをしなかったことは残念がっていた。オープンイノベーションの考えだと思うが、技術の囲い込みで優位を保つケースもあるが。

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 他にはリニア新幹線で東京ー名古屋間を40分でつなぐために大金を使うことは辞めてくれと。完成した頃には日本の人口は減って来ているし、誰が名古屋に40分で行くのかと。そんな所に借金をして将来の人に払わせるなと。

トヨタリニア新幹線の悪口を何時も言っているので名古屋に米倉氏は呼ばれないそうです。

未来に対しては何よりも教育が大切だと。今は塾に行って勉強してる子供と行っていない子供との成績の差が拡大しており、それが貧困が固定してしまう大きな問題になっていると。一方、ある政党が言っている教育の無償化では全然ダメだと、教育の質をあげないとダメだと。

日本の自殺率が高い原因についても言及されており、それは学校を出る時点で一生を決めるような決断をさせるようなことになっているのが問題で、日本の学生の就職先希望がとにかく大企業ばかりでアメリカの学生と考え方が違う。日本の学生はそのまま一生勤めるつもりで選ぶからそうなってしまうのだと。その辺の考え方とシステムを変えないとダメだと言われてました。

 

米倉氏は時々テレビで話しているの聞いていたので知っていたが、トヨタやJRの悪口まではテレビではなかなかやれていない。

講演会をライブで1時間聴くこととテレビで当たり障りの無い短い話を聴くのでは随分違います。本音の話を聴くにはライブに出かけないとダメだと今日は強く感じました。

オープン・イノベーションのマネジメント -- 高い経営成果を生む仕組みづくり
 

 

 

 

 

電話会議、テレビ会議、WEB会議

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プロジェクトが順調に進んでいる時は、メールや書類のやりとりだけで黙々とルーチンワーク的に仕事は進んでいきます。

しかし予期しないややこしい問題が発生するとメールや担当間の電話だけではらちが開かなり、プロジェクトのマネージャーレベルまで巻き込んで議論が始まります。

プロジェクトは時間との戦いであり、なぜなら遅れたらペナルティーがかせられ採算が悪化するからです。ですからスケジュールの遅れに繋がりそうな問題にプロジェクトマネージャーはとても敏感なのです。

問題解決の為に担当はメールや電話で相手の会社の担当と必死に交渉を始めますが、ややこしい問題だと相手側の担当も責任問題があるので守りに入る事もよくあります。そうなってくると幾ら厳しいメールを偉い人の名前で出しても、相手は自分たちの責任回避を中心に考えるようになり、問題自体の解決とは別の次元に進んで行きがちです。

こうなってくると最悪です。担当間だけでは荷が重いので、複数の人数で話し合い(打ち合わせ)を開き、お互いの誤解解き妥協点を探ります。

 

一番良い打ち合わせは、一堂に関係者が集まってFACE TO FACE。

お互いに同じ空間を共にし、そしてできれば食事を一緒とり世間話をすれば、お互いに問題を解決しようとなります。

問題は海外だと(国内でも遠いと)出張費がかかますので、簡単に集まれない。

そこで電話会議やテレビ会議をやろうとなるのですが、FACE TO FACEの会議と同じようにはなかなかできないのです。テレビ会議なら相手が見えてるから同じだろうと思うかもしれませんが、今まで会ったことがない人物同士では本音が読めない。目線が合わないで相手の表情や仕草もテレビ会議の画像では感じられないので、画像があるテレビ会議とは言え電話会議と変わらないのです。

 

あまり効果が無いと言ってはいられないので、電話会議の目的と気をつける点を思いつくままににリストアップします。

1)目的は相手の対応が悪くなった時の督促と圧力

 メールでは回答が遅くなってきたら、これこれを説明しろと電話会議で説明させる。面と向かえないが、メールで無責任な心無い回答を書いてきても、それを口で言うこと難しいから、口頭で説明させて無責任にさせない。

2)会ったことない相手との電話会議は相手のレベルがわからないので、事前に準備をできる限りする。詳しいAGENDAの準備が大事。面識がない同士なら参加者の名前とポジション。資料が間に合えば事前に送らせる。

3)誰が打ち合わせをリードするか明確にしておく。お互いに有能なプロばかりであればAGENDAの通しに自然に進むが、何か隠し事が会ったりすると黙っていたり議論が進まない。

4)FACE TO FACEだと、相手側が複数人数でも誰がリーダーで誰がディシジョンメーカーなのか見ていればわかるので、誰に向かって話せばいいのか、誰を説得しないといけないのかがわかる。しかし電話やテレビだとそれがさっぱりわからない。事前に相手側の誰がキーパーソンか調べておくこと。

 

また思いついたら追記します。

 

日本会議の研究 (扶桑社新書)

日本会議の研究 (扶桑社新書)

 

 

 

目標と手段

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 「GRIT やり抜く力」を読んで思うところです。

一番上位の目標は究極的な目標で、その目的のために、中位、下位の目標が立てられます。

中位と下位の目標はあくまでもトップの究極的な目標を達成するための手段になります。

このピラミッド構成で目標を立てるやり方は会社の組織構造と同じなので、トップダウンで何か究極的な目標が立てられると、中位の組織でトップが立てた目標を達するための具体的な目標を立てます。そして下位は中位が立てた目標をより細かな目標にわけてアクションしていきます。

いつも思うのですが、だんだん下位に目標が降りてくると、なんでこのサブの目標が究極の目標につながるのだろうかと疑問を持つことがあります。究極の目標の真意をちゃんと理解できないと中位の目標がずれて、さらなる下位は何やってんだかわからなくなってしまいます。究極の目標が非常に難解なものであると、中位の目標が都合よくできる事だけ立てられていては、ただやりましたで終わってしまいます。

あくまでも中位と下位の目標は上位の手段である事を忘れずに絶えず究極の目標を見ながらアクションすることが、方向性がぶれないために大事なのです。

 

「やり抜く力」のなかで、特殊部隊グリーンベレーのモットーが紹介されています。

「機転、対応、克服」です。

ふつう私たちはこどものころから「最初からうまくできなくても、何度でも挑戦しなさい」と言われて育って来ましたが、グリーンベレーでは「何度やってもだめだったら、他のやり方を試すこと」

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 ピラミッドの下位にある重要度の低い目標にはまさにそのような態度で取り組む必要があると説明されています。

建設現場でも設計の時でも、こいつは出来るなあと感じる時は、まさに与えた下位の目標に対して、それが困難にぶつかった時でも、自分の判断で新たな目標を立てて達成することをやり遂げる人ですね。現場の仕事は、絶えず困難に面しているので、誰が頼りになるか目立ちます。

 

TEDを見ていたら別の考え方がありました。

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ピラミッドでなくサークルで表すのです。

中心に究極的な目標や企業理念を置き、それを元にHowとWhatを外向きに考えて行くのです。

これはなかなかよい発想法だなと感心しました。

 

中位と下位は手段で、目標ではありません。

上位の究極的な目標をたえず忘れずに。

 

コミュニケーション

 

yesman.hatenadiary.jp

 良いコミュニケーションを取ることコツは、ちゃんと伝える技術の事でありそれはプレゼンと同じだとカーネギーの研修を受けて学んだと紹介しました。

 

プレゼンの重要性はわかっていながら、わかりやすく資料をまとめ、印象深く話せることは周りに指導してくれる上司とかコーチがいないとなかなか上達出来ません。

大半の人たちは人前でプレゼンをすることやスピーチすることもあまり機会がなので、プレゼンをマスターして、その結果コミュニケーションの達人になるのは、現実としては万人向けではないなと最近感じていました。

 

最近、どこかのサイトで読んだ記事(どこだかさっぱり思い出せないのです)に、コミュニケーションは積極性だとありました。

上手く話そうなんて事を考え無くていいから、疑問や質問があったらどんどん電話したり訪ねていく事なんですね。積極的でさえあればコミュニケーションはとれる。

 

なぜ、コミュニケーションは積極性だと感じたとかというと、ロシアの現場からモスクワへ戻る飛行機で私の前席に比較的若いインド人とフランス人らしき女性が座っており、インド人がフランス人女性に用もないのに話しかけたんですね。フランス人女性は少し話して無視するかなと思って見ていたのですが、結構会話が弾んでいるんです。そしてモスクワに到着して荷物がターンテーブルに出てくるところでも一緒に待ってるんですね。インド人が積極的に話しかけた事により、コミュニケーションが成立してたんです。

 

コミュニケーションはテクニックに走る前に積極性。

積極性には度胸が大事。

何事も度胸ですよ。

メルカリはすごいな

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このところメルカリにハマってしまい、何か売れるものはないかなあと物色しています。これまでヤフオクで物は頻繁に買ってましたが、売るのは発送が面倒そうなのでやったことがありませんでした。アマゾンのメーケットプレイツで本は売りに出しましたが、これもやや面倒でなのでやめました。

 

メルカリのすごいところはとにかく簡単で面倒臭くない。

ネットで物を個人が物を売るならヤフオクのスタイルのオークションで値を決めのが需要と供給で適正なところに落ち着くはずなので論理的にはそれが一番だと思います。

しかし実際にヤフオクをみてても人気あるものは多数の応札がありますが、ないものはぜんぜんない。それに入札期間もあるのですぐに買えない。即決機能もありますが、即決価格は高めに入れがちなので即決で買う気がしない。

 

メルカリは街のフリーマーケットをそのままネットにしたイメージ。

ただフリーマーケットをネットにしたものは、これまでもあったと思いますが、メルカリは金銭やりとりを中間で管理することで、お金が振り込まれないとか、品物が届かないの心配を極力無くした。業者が売ることも禁止。ヤフオクにもあるが評価が見えるので信用の判断ができる。すごいの匿名でやりとりできること。メルカリ便を使えば購入者と販売者のお互いの名前も住所もわからない。これはヤフオクにはなかった点。

発送もコンビニの端末でスマホのバーコードをかざせば伝票が出てきて書く必要の何も無く、送料も売り上げから差し引かれるので金のやりとりも不要。

 

加えてすごいのが、売り上げの代金をそのままメルカリにプールしておく、それで購入した場合の支払いに当てられること。この機能があるので、売り上げ代金で別の物を買うことをするので、物々交換をしている感覚に陥るのです。

販売者と購入者が気軽にメッセージ交換が出来、趣味の物を売り買いするときにふとした一言を追加することで共感が生まれるのです。メルカリは販売者が購入者でもあり、その逆でもあります。

 

私がメルカリにハマった理由をまとめる、

1)手数料が10%で安い。

2)発送が簡単。伝票を自分で書いたりプリントアウトしたりせずに、コンビニから簡単に発送できる。

3)アプリがわかりやすく使いやすい。

4)人気で利用が多く、品数が多い。

5)匿名でやりとりできる。

6)問い合わせ機能も気軽。ふとした一言で共感が生まれる。

7)売り手と買い手は、両方をやっているので、物々交換の感覚になりそれが楽しい。

 

アマゾンマーケットプレイツの方欲しいものが決まっているときは新品と合わせて検討できるので優れていますし、ヤフオクの方がマニアックなものは多いです。

メリカルは同じことをしてもダメなので、もっと若者や主婦が気軽の物を売り買いできる物を目指したと思いますが、よく出来たシステムだと関心します。

メルカリの売買自体は個人間取引で単純なことなのですが、それをここまでネットで面倒臭く無く気軽に安心してできるように実現した事に感動した。

 

とにかく、面倒くさいと使わないからね。

 

現場でのトラブル報告は5W1H

一休み I take a rest.

工事が完了(いわゆるメカニカルコンプリーション)すると、いよいよ試運転(プレコミ)を経て商業運転(コミッショニング)を開始します。

 

試運転までは請負業者側の責任で事を進めていますが、商業運転となると一転して顧客側に設備の所有が移り、顧客主導で運転が進められていきます。

複雑な設備なので運転を進めるとトラブルが発生し、それを解決しながら一歩一歩、最終製品が出る事を夢見ながら数ヶ月作業を進めていきます。

 

運転を進めていく途中で発生したトラブルは、請負業者の保証期間内のため責任を持つて対応をしないといけません。

運転全体を止めかねない深刻なトラブルの場合は大騒ぎとなり、顧客及び関係者からトラブルの原因・対策案・対応スケジュール等々の説明を毎日求めらます。

 

あるトラブル時は、詳しくはかけませんが、複数のトラブルが同時に起こり、かなり危機的な状況に陥り、顧客・関係者に大きな心配をかけてしまいました。トラブルの原因が特定できないのと状況が複雑であったため、報告を毎日求めらました。

 

顧客トップに報告するものなので、こちらのトップも報告の内容を事前に確認します。

我々のトップに何度も指摘されたの事は「5W1Hになってない!」

顧客トップが気にすることは、細かなことでなくて、何時直るんだの一点。

それ以外の説明はスケジュールの補足説明でしかないが、「5W1H」をちゃんとカバーした説明になるように書かれていないと不完全な説明になってしまいます。

 

トラブル報告をするときは、「5W1H」を忘れない事。

 

おまけに言うと、忙しい顧客に報告のプレゼンをするときは1−2枚のシートに収めること。 

担当の技術者への説明とは違う事を認識する事。いいたい事を言うのでは無く、聞きたいと思われている事を話す事です。

シンプルに結果を出す人の 5W1H思考

シンプルに結果を出す人の 5W1H思考

 

 

 

形容詞や数字は大げさに話さないほうが良いわけ

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 トラブルの原因は責任問題になるので、誰しも自分の非をなかなか認めないものです。

最近の電話会議でも、99.9%この原因だなんて証拠がまだない状況で言い出す人もいて、90%ぐらいと言っておけば良いのにと思ってしまいました。原因が簡単に断定出来ない時には、全く予想もしなかった事が隠れたりしたりしてることがままあるのでそんなに自信満々に言っては後で恥を書くのです。

形容詞や物の言い回しも技術的な議論であれば余り大袈裟には言うと印象を悪くします。

若い時、東南アジアに納めた機械が立ち上げて数ヶ月で損傷して、製作したメーカーの人と現地に調査とお客さんに説明に言ったことがありました。その時私はこの類似のトラブルは日本で一件起きたが、世界ではそれだけですと"....in the world"と言ってしまったのです。お客さんのエンジニアはベテランの人だったので、その材質の実績は日本とその国だけであることが直ぐにバレてしまい恥をかいた記憶がずっと頭の片隅にあります。in the worldは言い過ぎだったのでした。

それ以降なるべく何事も具体的は数値で言わないと不信感出るなと気をつけるようにしています。

99.9%や、世界に無いとか、深刻な場面では大袈裟数値や言い回しは、聞いたほうが良い印象を受けないので控えたほうがよろしいでしょう。

才能と努力のどちらが重要か 「GRITやり抜く力」

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 遅かれながら、ベストセラーになった「GRIT やり抜く力」を読んでいます。

 

成功するには才能なのか努力なのか漠然といつも考えていました。

自分で仕事をしていてもギターの練習をしていても、若者に教えていても、他人と打ち合わせをしていても、、、才能と努力の重みはどっちなんだろうと。

「GRIT やり抜く力」の中では、こう説明しています。

才能 X 努力 = スキル

スキル X 努力 = 達成

努力は二乗で効いてくるのです。

才能があっても努力しないとスキルは伸びない。スキルとは基本的な能力と考えてください。スキルが身についたらそのスキルを生かして努力を重ねてやっと世間に評価されるレベルに事ができて、達成になるのです。

この時に良い家庭、先生、コーチ、チャンス等の環境要因が作用しますが、これらの要因を除いて考えると努力が一番大切なのです。

 

努力はどうすればいいのかは、やり抜く力とは何なのか、本を読んでみてください。すらすら読める良い本です。

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 

 

海外建設現場の食事

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海外建設現場は基本的に僻地なのでキャンプに住みそこで食事を取ります。

昔は随分酷い食事もありましたが、最近は欧米の会社とJVが中心なので食事の質も上がりました。日本人だけだったり、アジア人だけだとどうしても食べ物に文句を言わずに酷くても我慢する事が多いのでそうなってしまっていたのでしょうか。

ロシアでは労働者はロシア人が中心なのでメニューはロシアの食事で毎日余り代わり映えしません。ジャガイモに肉かさかな、それとスープ。パンは余り美味しくありません。場所柄、生野菜は全く出ません。 まあ、ジャガイモは塩かけて食べるとすごく美味しいのでまあ許せるかなと言う感じです。

 

昼飯はキャンプの食堂に戻るのが面倒なので日本からのカップラーメンや焼きそばを身体に悪いなあと食べています。長生き出来なくても良いから、醤油味はどうしても食べたいのです。