エンジニアのセンスとスピード感を磨く方法

大切なのはセンスとスピード感、若手エンジニアに役立つチップス

「キツネとツルの工場建設」ジョイントベンチャー寓話 

とある国で、巨大な工場建設プロジェクトが始まった。規模が大きすぎるため、経験豊富な大企業「フォックス・エンジニアリング」と、現地で圧倒的な実績を持つ「クレーン・テクノロジーズ」は仕方なくJVを組むことになった。


しかし、どちらも「本当は単独でやりたかった」と思っていた。最初から「仲良くやろう」という気持ちはなく、「相手のせいでトラブルが起きても、自分の責任にならないように」と保身を優先し、慎重に距離を取っていた。


フォックス社は自社のやり方を優先し、クレーン社に合わせることなく設計を進めた。その結果、クレーン社は適応に苦しみ、工期が遅延。後にクレーン社も自社の方式で工事を進めたが、クレーン社は資金繰りに行き詰まりあえなく倒産。今度はフォックス社が単独になり対応できず、プロジェクト全体に混乱が生じた。


キツネがツルに平たい皿のスープを出し、ツルがキツネに細長い瓶の食事を出したように、一方的なルールの押し付けは協力関係を壊す。最初からフェアでオープンな関係を築いていれば、もっとスムーズに進んだはずだった。